箱根の運営管理車で見た1人だけの光景 「ちょっと気持ちいいな」「良い思いした」中大監督
3日まで行われた第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)で、中大は10時間52分49秒の総合5位だった。藤原正和監督は、運営管理車から見た「気持ちいい」光景を振り返っている。
箱根駅伝、中大は総合5位
3日まで行われた第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)で、中大は10時間52分49秒の総合5位だった。藤原正和監督は、運営管理車から見た「気持ちいい」光景を振り返っている。
1区を走った吉居駿恭(3年)が後続を大きく引き離し、1時間1分7秒の区間賞を獲得。2位と約1分30秒の差をつけるまさに独走だった。中継映像も独り占めの状況が長かったが、藤原監督は中大陸上競技部・長距離の公式YouTubeチャンネルでこのシーンについても振り返っている。
弱気な姿を見せないためにも「後ろはあまり振り返らせたくない」と考えていたという藤原監督。運営管理車が後ろについて行けるシチュエーションだったが「1区でああやってビタづけできるのは(吉居の兄)大和が逃げた時以来。ちょっと気持ちいいなと思いながらつかせてもらって」と笑顔で語った。
兄・大和も中大で箱根を走り、2年だった2022年に1区で大逃げ。1時間0分40秒の区間記録を打ち立てている。藤原監督は「間近で駿恭の走りをああやって見られたので、非常に楽しかった。駿恭にも1人で走ってるけど、苦しくなったら後ろで俺がいるから、一緒に頑張るぞと言って。良い思いをさせてもらいました」と話している。
中大は5区で青学大に抜かれるまでトップを走った。「表彰台を獲得できなかったのはまだまだこのチームに甘さがある部分だと思っていますし、逆に言うと進化できるということだと思う。今年1年の我々にまた期待していただければ」と振り返っている。
(THE ANSWER編集部)