らしくない錦織、「不安定さ」の理由 全仏公式HPが分析「右手首の問題に起因か」
痛みの表情、素振り…古傷の影響指摘「右手首の問題に起因しているのかもしれない」
そして、錦織が振り返った通り、アンフォーストエラーは69回を数え、鄭にブレークポイントを17回与えた。錦織らしいショットメークが影を潜めたとも指摘されている。
元世界ランク1位のアンドレ・アガシが、かつて「お金を払って観るべき数少ない選手の1人」と称賛したコメントを引き合いに出しながら「今回は、アガシもお金を払うことはなかったかもしれない」と鄭戦については厳しい見方を示した。
今回の苦戦には古傷の影響も指摘している。「錦織の不安定さは右手首の問題に起因しているのかもしれない」とし、ショットミスを犯した時の痛みの表情、手首を振って痛みを解きほぐそうとした素振りも散見されたことをレポートしている。
4回戦では世界37位のフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)と戦う錦織。ミスを減らして、右手首の不安を払拭し、自身初のグランドスラム優勝へ歩みを進めることはできるだろうか。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer