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「誰が見ても泣く」 箱根3位国学院大主将の涙のスピーチが大反響「どう育てたらこんないい子が…」

第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は3日、神奈川県の箱根・芦ノ湖をスタートし東京・大手町までの復路109.6キロで争われ、青学大が10時間41分19秒の大会新記録で2年連続8度目の総合優勝を果たした。2位駒大とともに“3強”の一角とされた国学院大は3位。主将を務めた平林清澄(4年)がレース終了後の報告会で行ったスピーチの様子が特番で放送され、ネット上のファンから「こんなん誰が見ても泣くやん…」「素晴らしい人間性」といった感動の声が上がっている。

箱根駅伝で3位となった国学院大の主将・平林清澄【写真:産経新聞社】
箱根駅伝で3位となった国学院大の主将・平林清澄【写真:産経新聞社】

3位に終わった国学院大

 第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は3日、神奈川県の箱根・芦ノ湖をスタートし東京・大手町までの復路109.6キロで争われ、青学大が10時間41分19秒の大会新記録で2年連続8度目の総合優勝を果たした。2位駒大とともに“3強”の一角とされた国学院大は3位。主将を務めた平林清澄(4年)がレース終了後の報告会で行ったスピーチの様子が特番で放送され、ネット上のファンから「こんなん誰が見ても泣くやん…」「素晴らしい人間性」といった感動の声が上がっている。

 大学3大駅伝のうち、出雲駅伝(出雲全日本大学選抜駅伝競走)、全日本大学駅伝(全日本大学駅伝対校選手権大会)の“2冠”を制し、箱根で完全制覇を狙っていた国学院大。主将でエースの平林は昨年2月、フルマラソン初挑戦となった大阪マラソンで初優勝を成し遂げるなど実力もアップさせて臨んだ。だが往路6位と伸び悩み、復路の最後の10区で3位に上がったものの、青学大からは9分28秒の差をつけられて大手町のゴールに戻ってきた。

 レース終了から4時間後に日本テレビ系列で報道された特番「完全密着!箱根駅伝」では国学院大の報告会での平林のスピーチの模様を放送。壇上で平林は涙ぐみながら「歴史を変える挑戦、正々堂々、最後まで青学と駒澤と勝負ができた。こんなにうれしいことはない。本当に日本一幸せな挑戦ができる時の主将でいられて、日本一幸せだと思います。ここだけは駒澤にも青学にも負けてない。こういうチームで1年間やれたことが本当に幸せです」と感極まった。

 さらに「そして最後に前田さん」と前田康弘監督に声を掛けると、前田監督は「泣くからやめよう」と言いながら、顔はクシャクシャ。平林は「主将に選んでくれてありがとうございました。僕を国学院に呼んでくれてありがとうございました。4年間一緒にやれてよかった」と感謝した。そして「襷はつなぎました。後は後輩たちが来年、大手町にトップで襷を叩き込んでくれると思います。俺、来年もいるからね。一緒に胴上げしてね。胴上げされたい」と最後にお茶目なコメントをすると、周囲は爆笑に包まれた。

 このスピーチに、X上の駅伝ファンは感動。「前田監督や選手たちが泣いてるの見てもほんといいチームだったんだなあと感じる」「泣ける!!!」「素晴らしい人間性」「駒澤ファンですが、これは放送見て号泣でした」「どう育てたらこんないい子に育つのか」「こんなん誰が見ても泣くやん…」「こうやってチームは強くなっていくんだろうと考えさせられたスピーチ」といった声が上がっている。

(THE ANSWER編集部)

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