[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

「涙なしには見られない」 箱根でシード分けた「11秒差」…守った東洋大アンカーの様子にもらい泣き

第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は3日、神奈川県の箱根・芦ノ湖をスタートし東京・大手町までの復路109.6キロで争われ、青学大が総合10時間41分19秒の大会新記録で2年連続8度目の総合優勝を果たした。10位以内に与えられる来年のシード権争いはゴール直前まで大混戦。9位に滑り込み、継続中では最長となる20年連続の獲得となった名門・東洋大のアンカーの言葉に、X上のファンからは「もう号泣です」「4年生を慕ってていいチーム」といった声が上がっている。

東洋大のアンカーを務めた薄根大河【写真:産経新聞社】
東洋大のアンカーを務めた薄根大河【写真:産経新聞社】

シード権争いは稀に見る大混戦

 第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は3日、神奈川県の箱根・芦ノ湖をスタートし東京・大手町までの復路109.6キロで争われ、青学大が総合10時間41分19秒の大会新記録で2年連続8度目の総合優勝を果たした。10位以内に与えられる来年のシード権争いはゴール直前まで大混戦。9位に滑り込み、継続中では最長となる20年連続の獲得となった名門・東洋大のアンカーの言葉に、X上のファンからは「もう号泣です」「4年生を慕ってていいチーム」といった声が上がっている。

 9区から10区へのタスキリレーの順位は8位東洋大、9位帝京大、10位順大、11位東国大。その差はわずか32秒だった。10区の6キロ付近で東国大が前の3チームに追いつき、ダンゴ状態。残り1キロ付近からのスパート合戦でまず東国大が抜け出し、東洋大、帝京大がシード圏内でゴール。7秒遅れた順大が11位でシードには届かなかった。

 同日午後6時から日本テレビ系で生放送された「完全密着!箱根駅伝」では順大とは11秒差の9位に滑り込んだレース後の東洋大アンカー、薄根大河(2年)をフォーカス。待機所に戻ると座り込み震えた様子で「怖かった」と言って涙を拭った。最後の箱根を走れなかった石田洸介(4年)から「頑張ったもんね」と声をかけられると「ありがとう」。落ち着いた後に「シード権とかギリギリのラインでプレッシャーかかって本当にきつかったんですけど、それでも最後、4年生のためにという思いがあったんで、シード権とれてよかったです」と安堵の表情を見せた。

 X上のファンからも「涙なしには見られない」「もう号泣です」「バスタオル1枚じゃ足りん」ともらい泣きの声が。さらに「4年生を慕ってていいチームなことが伝わりますね」「ラストランが叶わなかった石田くんの声かけに、色んな気持ちがこもってそうで涙出る。4年生ありがとう」など、上級生と下級生の絆に感動する声も広がっている。

(THE ANSWER編集部)

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA 大相撲
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集