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錦織、待望の“省エネ勝ち”を海外評価「ドラマを1回飛ばし」「肉体的にも切望もの」

テニスの4大大会・全豪オープンは19日、男子シングルス3回戦で世界ランク9位・錦織圭(日清食品)が同44位のジョアン・ソウザ(ポルトガル)を7-6、6-1、6-2で下し、2年ぶりの16強進出を決めた。フルセットにもつれた1、2回戦とは一変した126分の快勝劇は大会2週目に向けても貴重な“省エネ勝ち”。ATP公式サイト、海外メディアも「今回はドラマを避ける」「肉体的にも切望もの」と今回の一戦を高く評価している。

ソウザを破り16強入りを決めた錦織圭【写真:Getty Images】
ソウザを破り16強入りを決めた錦織圭【写真:Getty Images】

2戦連続フルセット一変、126分ストレート勝ち「錦織にとって良い試合だった」

 テニスの4大大会・全豪オープンは19日、男子シングルス3回戦で世界ランク9位・錦織圭(日清食品)が同44位のジョアン・ソウザ(ポルトガル)を7-6、6-1、6-2で下し、2年ぶりの16強進出を決めた。フルセットにもつれた1、2回戦とは一変した126分の快勝劇は大会2週目に向けても貴重な“省エネ勝ち”。ATP公式サイト、海外メディアも「今回はドラマを避ける」「肉体的にも切望もの」と今回の一戦を高く評価している。

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 打って変わった戦いぶりで、錦織があっさりと16強に駒を進めた。第1セットこそタイブレークにもつれ込んだが、接戦をモノにすると第2、3セットは圧倒。ダブルスも戦うソウザに疲労が出たのとは対照的に最後まで躍動感のあるテニスを披露した。錦鯉と錦織のイラストが描かれたユニークな横断幕が揺れ、多くの日本人ファンが詰めかける中、ストレート勝ちを決めた。

 1、2回戦はフルセットの死闘を演じており、悲願の4大大会制覇を目指す今後に向けても大きな2時間6分の快勝劇。豪紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」も「錦織が新たな4回戦前の休息を喜ぶ」と見出しを打って報じている。

「錦織にとって、この土曜日の全豪の短い試合は良い試合だった」と言及した上で「男子シングルスで第8シードの日本人選手である錦織は、ここまで2試合とも消耗する5セット試合に耐えてきた。そのため土曜のジョアン・ソウザ戦のたった2時間でのストレート突破は、肉体的にも切望のものだった」と、ここに来てのストレート勝ちは価値のあるものと分析している。

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