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たった3秒届かず…箱根駅伝で生まれた無念の繰り上げ 直前転倒→ギリギリで繋ぐヒヤリの場面も【名珍場面】

2、3日に行われる箱根駅伝は今年で101回目を迎える。過去にはいくつものドラマを生んできた正月の風物詩。大会を前に名珍場面を振り返る。2016年の第92回大会では、神奈川大がわずかに及ばず無念の繰り上げスタート。ギリギリのシーンがそれ以外にも生まれている。

大川一成【写真:産経新聞社】
大川一成【写真:産経新聞社】

箱根駅伝は今年で101回目

 2、3日に行われる箱根駅伝は今年で101回目を迎える。過去にはいくつものドラマを生んできた正月の風物詩。大会を前に名珍場面を振り返る。2016年の第92回大会では、神奈川大がわずかに及ばず無念の繰り上げスタート。ギリギリのシーンがそれ以外にも生まれている。

 たった数秒、届かなかった。92回大会、神奈川大の9区を走った大野日暉(2年)が、10区・大川一成(2年)が待つ鶴見中継所までの最後の直線に姿を見せる。繰り上げまで残り20秒を切り、タスキを右手に掴んだまま懸命の走り。最後の力を振り絞ったが、無情にも繰り上げの号砲が直前で鳴り響いた。大川はタスキを受け取ることなくスタート。あと3~4秒あれば届いていたかというシーンだった。

 惜しくもギリギリで間に合わなかった場面は2018年の94回大会でも見られた。国学院大の9区・熊耳智貴(4年)が残る体力をふりしぼり、フラフラになりながらも鶴見中継所へ。しかし残り約20メートルかというところで繰り上げスタートになった。走り終えた熊耳は倒れ込み、観客も無念の声を上げていた。

 2012年の88回大会では、神奈川大の9区・鈴木駿(3年)が10区への中継直前、繰り上げスタートまで残り10秒になろうかというところで転倒。立ち上がったが再び崩れ落ちた。それでも最後は高橋俊光(4年)へ倒れ込みながらもタスキを渡し、ギリギリで間に合っている。

(THE ANSWER編集部)

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