張本智和、「洗礼」に散る 世界3位の意地「若者というだけでタイトル与えられない」
卓球の世界選手権(デュッセルドルフ)は4日、男子シングルス準々決勝が行われ、史上最年少で日本代表に選ばれた13歳・張本智和(エリートアカデミー)が世界ランキング3位の許キン(中国)に1-4で敗戦した。注目された大会史上最年少メダルはならず、ワンダーボーイを退けた27歳の許キンは「若者というだけでタイトルを与えるわけにはいかない」と世界トップ選手の意地を明かしたという。国際卓球連盟(ITTF)公式サイトが報じている。
男子単最年少メダル逃す…許キン浴びせた世界の洗礼「全員がタイトル目指している」
卓球の世界選手権(デュッセルドルフ)は4日、男子シングルス準々決勝が行われ、史上最年少で日本代表に選ばれた13歳・張本智和(エリートアカデミー)が世界ランキング3位の許キン(中国)に1-4で敗戦した。注目された大会史上最年少メダルはならず、ワンダーボーイを退けた27歳の許キンは「若者というだけでタイトルを与えるわけにはいかない」と世界トップ選手の意地を明かしたという。国際卓球連盟(ITTF)公式サイトが報じている。
13歳の天才少年の夢は、叶わなかった。勝てば、男女を通じて大会史上最年少となるメダルが獲得する歴史的な一戦。張本が目指した世界一への挑戦はベスト8で途絶えた。
ITTF公式サイトも試合後、すぐさま速報した。
「日本の天才、トモカズ・ハリモトの旋風は終わりを告げた。世界ランキング3位の許キンが、彼のさらなる番狂わせを阻止した」
こう見出しをつけ、「ハリモト旋風」が終焉したことを紹介している。
張本は大会史上最年少となる13歳の若さで8強に進出。日本のファンのみならず、世界のファンが歴史的な瞬間を待ち望んだが、それは中国のトップ選手によって阻まれた。相手はリオ五輪団体金メンバーで、14年に世界ランク1位に君臨した許キン。中国が誇る3枚看板の一人に数えられる27歳に力の差を見せつけられた。