河村勇輝が「こんな有名人だとは…」 同僚驚愕の経済効果を地元紙指摘「世界に多くのファン」
米プロバスケットボールNBAのグリズリーズと2ウェイ契約を結んでいる河村勇輝は、ここまで14試合で平均2.9分の出場にとどまっているものの、チームやNBAに対して巨大なメリットを生んでいるとの指摘がある。チームが本拠を置く米テネシー州の地元紙「コマーシャル・アピール」が「ユウキ・カワムラはメンフィス・グリズリーズをどのように日本の人気NBAチームに導いたか」という記事で紹介している。
試合終盤になると「ユウキを出せ」中継もSNSも河村
米プロバスケットボールNBAのグリズリーズと2ウェイ契約を結んでいる河村勇輝は、ここまで14試合で平均2.9分の出場にとどまっているものの、チームやNBAに対して巨大なメリットを生んでいるとの指摘がある。チームが本拠を置く米テネシー州の地元紙「コマーシャル・アピール」が「ユウキ・カワムラはメンフィス・グリズリーズをどのように日本の人気NBAチームに導いたか」という記事で紹介している。
記事によれば、グリズリーズが大きくリードした試合終盤になると「We want Yuki!(ユウキを出せ!)」という声がどこからともなく上がり、これは「非公式にグリズリーズの勝利を宣言するようになった」ほど定着しているのだという。
この現象はチームを超えてNBAのファン全体に広がっており「身長5フィート8インチ(約173センチ)の日本生まれのポイントガードは、リーグでセンセーションを巻き起こした。その結果、スモールマーケットとされてきたグリズリーズが、世界中でより多くのファンを獲得した」と驚きをもって伝えられている。
その結果、グリズリーズはウォリアーズとレイカーズに代わり、日本からの視聴者数がトップのNBAチームになった。NBAジャパンのSNSにおけるエンゲージメントでも、日本でナンバーワンのチームなのだという。記事は河村のキャラクターによるところも大きいと見ており、同僚ガードのデズモンド・ベインの「常軌を逸してるよ……彼のことは知っていたけど、こんな有名人だとは知らなかった。他に言いようがない。彼とジャは控えめにいって、肩を並べてる。信じられない」というコメントを紹介している。
さらに、河村の試合での楽しそうな様子を「カリスマ性と人柄はよく知られている。プレーしていないときでも、彼はベンチで最も活発なグリズリーズの選手の一人だ。彼のロッカーには日本のお菓子が満タンに入った大きな茶色の箱があり、彼はそれをチームメートに配っている」と紹介。「カワムラはテレビで必見の存在となった」とした。
記事はさらに、河村の存在で「フィリピン、ベトナム、台湾の地元ソーシャルプラットフォームでの彼のハイライトも、平均の4倍のパフォーマンスを発揮している」と伝え、河村がNBAのアジア地域に対するマーケティングでも不可欠な存在になっていると見ている。
(THE ANSWER編集部)