世界フィギュア男子3枠目に壷井達也抜擢のワケ 強化部長「素晴らしい演技が安定的にできる」NHK杯3位も評価
日本スケート連盟は22日、来年3月に行われるフィギュアスケート世界選手権(米ボストン)の代表選手を発表した。最終選考会を兼ね、この日まで行われた全日本選手権(大阪・東和薬品RACTABドーム)で優勝した男子の鍵山優真、女子の坂本花織らが選ばれた。今回の世界選手権は2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の出場枠を決める重要な大会となる。
日本スケート連盟が発表
日本スケート連盟は22日、来年3月に行われるフィギュアスケート世界選手権(米ボストン)の代表選手を発表した。最終選考会を兼ね、この日まで行われた全日本選手権(大阪・東和薬品RACTABドーム)で優勝した男子の鍵山優真、女子の坂本花織らが選ばれた。今回の世界選手権は2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の出場枠を決める重要な大会となる。
世界選手権の代表枠は男女3つずつ。全日本選手権で優勝すれば権利を獲得し、2枠目は(1)全日本選手権の2位、3位、(2)グランプリ(GP)ファイナル出場上位2名、(3)シーズンベスト(SB)上位3名のいずれかを満たす者から総合的に判断。3枠目はワールドスタンディング、シーズンワールドランキングなども加味して決めることになっていた。
男子は全日本初優勝で内定していた鍵山が1枠目。選考基準である2位のジュニア16歳・中田璃士は年齢制限で出場資格がなく、残り2枠が混戦模様だったが、グランプリ(GP)ファイナル3位の佐藤駿とともに壷井達也が滑り込んだ。補欠は三浦佳生、友野一希、山本草太となった。
女子は大会4連覇で内定していた坂本花織が1枠目。男子と同じく2位のジュニア16歳・島田麻央は出場資格がなかったが、GPファイナル2位の千葉百音と今大会3位の樋口新葉と今季実績十分の2人が順当に選ばれた。松生理乃、住吉りをん、吉田陽菜が補欠となった。
竹内強化部長が発表後に会見。男子については国際競技力を見て2枠目に佐藤を選び、3枠目に全日本選手権3位の壷井を抜擢。壷井に関しては今回の全日本選手権に加えて、11月のグランプリ(GP)シリーズ・NHK杯で3位となったことも評価。「素晴らしい演技が安定的にできるということで選んだ」と説明した。
(THE ANSWER編集部)