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渋野日向子ソフトボール大会の意義を元日本代表痛感 「彼女は凄く大きなものを背負ってる」

女子ゴルフの渋野日向子(サントリー)が地元で主催する小学生のソフトボール大会「渋野日向子杯」の決勝大会が22日、岡山県野球場で行われた。第1回の2022年から3年連続の開催となり、21日の予選、準決勝に続き、県内の小学生が参加。渋野が始球式やホームラン大会に登場するなど大盛況に終わり、参加した元ソフトボール女子日本代表も感謝の言葉を繰り返した。

ソフトボール大会を開催した渋野日向子(左)と、参加した山田恵里と原田のどか(右)【写真:浜田洋平】
ソフトボール大会を開催した渋野日向子(左)と、参加した山田恵里と原田のどか(右)【写真:浜田洋平】

ソフトボール大会「渋野日向子杯」を開催

 女子ゴルフの渋野日向子(サントリー)が地元で主催する小学生のソフトボール大会「渋野日向子杯」の決勝大会が22日、岡山県野球場で行われた。第1回の2022年から3年連続の開催となり、21日の予選、準決勝に続き、県内の小学生が参加。渋野が始球式やホームラン大会に登場するなど大盛況に終わり、参加した元ソフトボール女子日本代表も感謝の言葉を繰り返した。

 2つの競技にとってプラスになる大会だった。渋野は小学6年までの約5年間、ゴルフとともにソフトボールにも熱中。投手経験もあり、この日は始球式で豪快なウィンドミルを披露した。元ソフトボール女子日本代表の山田恵里さん、原田のどかさんと1打席ずつのガチ対決。原田さんを中飛、現役時代に「女イチロー」の異名を取った山田さんを一ゴロに。ともに初球を詰まらせ、歓声を浴びた。

 小学生サイズの外野フェンスで行われたホームラン大会では、デモンストレーションで打席へ。全3球とも柵越えはならなかったが、1球はフェンスまで飛んだ。山田さん、原田さんは当然のように3球とも本塁打。右翼、左翼、中堅と狙い通りに打ち分け、子どもたちから憧れの眼差しを向けられた。

 2008年北京、21年東京五輪金メダリストの山田さんは「ソフトボール界にとってもありがたい」と開催の意義を痛感した様子。「子どもたちは凄くいい思い出になったと思うし、この経験がどんどんと次に繋がるんじゃないか」と感謝し、ガチ対決には「原田さんが詰まったので早めにタイミングを取ろうと思ったら緩急を使われて。ちょっと先っぽに当たって小指が痺れた。ホームラン大会で挽回できてよかった」と安堵した。

 3大会連続で始球式で打席に立った原田さんは、今季限りで引退したばかりだった。「3度目の正直だと思って打席に入って、初球が中堅に行ったと思ったけど、どん詰まり。現役最終戦は三振だった。もう1打席をもらったつもりで、三振ではなく中飛で終われたと思っておきます」と笑顔。「私も楽しいし、子どもたちにも良い一日。こういう素晴らしい大会を岡山で感じられてよかった」と地元開催を喜んだ。

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