全日本フィギュアでヒヤリ 鍵山優真、キスクラであわや転倒にファン冷や汗「お父さんが察知してる」
フィギュアスケートの全日本選手権は21日、大阪・東和薬品RACTABドームで男子フリーが行われた。ショートプログラム(SP)首位の鍵山優真(オリエンタルバイオ/中京大)が205.68点、計297.73点で初優勝した。キス・アンド・クライではバランスを崩す場面があり、ファンの肝を冷やした。
全日本選手権・男子フリー
フィギュアスケートの全日本選手権は21日、大阪・東和薬品RACTABドームで男子フリーが行われた。ショートプログラム(SP)首位の鍵山優真(オリエンタルバイオ/中京大)が205.68点、計297.73点で初優勝した。キス・アンド・クライではバランスを崩す場面があり、ファンの肝を冷やした。
鍵山は父・正和コーチとカロリーナ・コストナーコーチとともにキス・アンド・クライで得点を待った。205.68点を確認すると両手を挙げて驚いたように歓喜。さらに「やったー」と声を上げてガッツポーズを作った。立ち上がって背後のファンへ挨拶しようとするも、後ろへ仰け反るように転びそうに。両コーチが瞬時に支え事なきを得たが、会場のファンも、ハッと息をのむような反応が漏れていた。
日本スケート連盟公式インスタグラムが実際の映像を公開。ネット上の日本のファンからは「お父さんがサッと手を出して押しかえしてるんやな。反対の真正面見て座ってて、感激で涙ぐんでいるのに、20歳の息子さんがフラッとしたの察知してるのな。すごいな」「お父さん涙ぐみながらも、優真くんが後ろに倒れそうになるのを冷静に支えてる」などと正和コーチの反応に注目する声が上げられていた。
キス・アンド・クライでは、号泣する正和コーチに寄り添って支えるコストナー・コーチの姿も話題に。正和コーチは取材に対し「おめでとうしか言えなかった。(自分が)ずっと泣きじゃくっていた。言葉にならなかったですね。(全日本に)懸ける思いは、たぶん優真以上に自分の方があったと思います」と明かしていた。
(THE ANSWER編集部)