現役高校1年生がSP会心の90点超え 2位発進・中田璃士「ヤバイしか出てこない」 鍵山優真も称賛【全日本フィギュア】
フィギュアスケートの全日本選手権は20日、大阪・東和薬品RACTABドームで開幕し、男子ショートプログラム(SP)では16歳の全日本ジュニア王者・中田璃士(りお、TOKIOインカラミ)が90.31点で2位発進となった。ガッツポーズを繰り返す会心の演技。「90点に乗るとは思わなかった。自信に繋がりましたし、頭に『ヤバイ』しか出てこなかったです」と喜んだ。
全日本選手権が開幕
フィギュアスケートの全日本選手権は20日、大阪・東和薬品RACTABドームで開幕し、男子ショートプログラム(SP)では16歳の全日本ジュニア王者・中田璃士(りお、TOKIOインカラミ)が90.31点で2位発進となった。ガッツポーズを繰り返す会心の演技。「90点に乗るとは思わなかった。自信に繋がりましたし、頭に『ヤバイ』しか出てこなかったです」と喜んだ。
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16歳が年末の舞台を沸かせた。冒頭の4回転―3回転の連続トウループに見事成功。続く3回転アクセルにも着氷し、最後まで観客を魅了した。フィニッシュ後はガッツポーズを繰り返し「あり得ないくらいの数をやりました」と頭をかいた。
今月フランスで開催されたジュニアGPファイナルでは、連覇を目指すも3位で悔し涙。「悔しい思いをしたので、絶対に今日ここでいい演技をしてやるという思いが強かった」。練習量も増やし、結果につなげた。
中京大中京高の1年生。11年ぶりの出場となった37歳・織田信成が全日本を制した2008年生まれだ。2013年に一度は引退しながら、22年に復帰している大先輩。自身の出番の前にマツケンサンバで会場を盛り上げていた。「(織田のSPで)会場が沸くのは分かっていた。点数出た時も(歓声が)すごかったけれど、今できる100%に集中していた」とのまれず滑り切った。
ミックスゾーンでの取材対応後、首位になった鍵山優真にも「よかったね」と称えられた。シニアの表彰台へ、21日のフリーでも全力を尽くす。
(THE ANSWER編集部)