やり投げ五輪女王・北口榛花、まさかの柔道に挑戦 練習に取り入れ「投げてはいない、アハハ!」
柔道とハードルに挑戦「前回り受け身を…」
これまでは水泳、体操などを取り入れていたが、今はまさかの柔道にもトライ。ケア担当の繋がりから2008年北京、16年リオ五輪柔道女子52キロ級銅メダルの中村美里に直接指導を受けたという。学生時代に受けた武道の授業は剣道だっため、柔道は初体験だった。
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「マットを敷いて受け身をしています。お忙しい中、マジの初心者に凄くわかりやすく教えてくださった(笑)。前回り受け身を中腰くらいの高さからですね。体操は前転と後転。やりを投げる時は斜めの動きなので、前転より投げに近いのは前回り受け身なのでやってみようかなと。柔道の投げ技はやっていません、アハハ!」
さらにハードルにも挑戦し、パリ五輪男子110メートル障害5位入賞の村竹ラシッドに指導を仰いだ。「跳ぶ練習は前からずっとしていたけど、どう跳ぶかは知らなかった。感覚を知らずに自己流。まずは推進力が大事だと。凄く良い選手が近くにいたので教えてもらった(笑)」と明るく振り返った。
「いろんなものからヒントを得るのは好きだし、向いている。一つの練習の質が上がります。軽い刺激がたくさんあれば」
昨年もブダペスト世界陸上を制し、同賞を受賞。パリ五輪は日本のトラック&フィールド種目で史上初となる金メダルを獲得した。この種目では日本人初のメダルとなり、ダイヤモンド・ファイナルを連覇。五輪の競技後に話した「名言が残せなかった」が新語・流行語大賞にノミネートしたほか、始球式やCM出演、各賞の受賞ラッシュでオフも引っ張りだこになった。
来年9月には東京世界陸上が控える。「少しでも多くの方に競技場に足を運んでいただいて、良くても悪くてもその時の選手の感情を多く共感していただける、そんなスタジアムで競技をできることが凄く幸せなことだなとこの一年で感じた。来年の東京がそのような場になることを凄く楽しみにしています」と先を見据えた。