突然現れた水着の中年男性がプールにダイブ 競泳レース中断から救済…裏方にも送られた喝采【名珍】
夏のパリ五輪では多くの名場面が感動を呼んだ。中には競技以外でも注目を集めるなど、4年に一度の世界的祭典ならではの出来事も。そんな数々の名珍場面を振り返る。トップアスリートがしのぎを削る中、大会を運営を支えるスタッフにも脚光が浴びせられた。
パリ五輪では大会を運営するスタッフにも脚光
夏のパリ五輪では多くの名場面が感動を呼んだ。中には競技以外でも注目を集めるなど、4年に一度の世界的祭典ならではの出来事も。そんな数々の名珍場面を振り返る。トップアスリートがしのぎを削る中、大会を運営を支えるスタッフにも脚光が浴びせられた。
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○レース中断を救ったカラフル水着の中年男性
7月28日に行われた競泳女子100メートル平泳ぎ予選の最中。5組のスタートが突然、中断された。すると、カラフルな水着を着用した一人の中年男性が現れた。どよめく会場。次の組の選手たちが控える中、豪快にプールに飛び込むと、水中から何かを拾い上げた。どうやら、前の組を泳いだエマ・ウェバー(米国)のキャップが脱げ、それをスタッフが回収したようだ。
プールから上がると大歓声が沸き起こり、男性は回収したキャップを掲げて応えた。無事にレースは再開。ネット上でも絶賛され、米放送局「NBC」の人気番組「トゥデイ」も「ヒーローが助けを求める声に答えた」「ファンの心を掴んだ」などと特集を組むほどの話題となった。
ウェバーは予選4組8位で準決勝に進出ならず。しかし、400メートルメドレーリレーで金メダルを獲得した。
○大会公式カスタマー・ケア・サービスに寄せられた珍質問
期間中、大会は公式カスタマー・ケア・サービスを設置していた。大会公式サイトは「大会期間中に受けた最も珍しい質問」と題する記事を掲載。届いた質問のほとんどが温厚で理論的で適切なものだったとしながら、「中には滑稽で荒唐無稽なものもあった」とその一部を面白おかしく紹介した。
「開会式でセリーヌ・ディオンと一緒に歌いたいんだけど」「昨晩、ビーチバレーボールの試合を観戦したんだ。自分の右隣に座った人の情報が得られなかったんだ。また彼女に会いたい!」「レオン・マルシャンの電話番号は?」といった謎めいた質問も数々届いた様子。4年に一度の大舞台は、陰で無理難題に対応するスタッフの努力にも支えられていたようだ。
○日本の金メダリストに「待っておけ」 係員の「グッジョブ」な声かけ
レスリングの男子グレコローマンスタイル77キロ級で金メダルを獲得した日下尚は8月13日、出演したフジテレビ系「ジャンクSPORTS」で閉会式の嬉しかった出来事を明かした。トイレに行こうとする日下に、現地スタッフが「その場で2分待っていればいいことがあるから、待っておけ」と声かけ。すると、日下の頭上から有名俳優のトム・クルーズが「降ってきた」という。
ワイヤーアクションが話題になった閉会式での出来事。スタジオが騒然とする中「手を伸ばして握手してもらいました」と嬉しそうに話した。X上でもファンの驚きを呼び「係員さんグッジョブだなぁ」「立ってたら上からトムクルーズ降りてきたってパワーワード過ぎ」「上からトム・クルーズ降ってくることなんかなかなかないもんな」などと反響が集まっていた。
クルーズは4年後のロサンゼルス五輪を盛り上げる米スターたちの一員として、マイケル・ジョンソン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズなどと参加。五輪のバトンをしっかりと繋いだ。
(THE ANSWER編集部)