世界中で「日本が大人気と一目でわかる写真」 大物アスリートに愛された日本屈指の文化【名珍】
夏のパリ五輪では多くの名場面が感動を呼んだ。中には競技以外でも注目を集めるなど、4年に一度の世界的祭典ならではの出来事も。そんな数々の名珍場面を振り返る。世界的な人気を誇る日本のアニメを真似るアスリートが現れ話題となった。
パリ五輪では人気漫画を真似るアスリートが出現
夏のパリ五輪では多くの名場面が感動を呼んだ。中には競技以外でも注目を集めるなど、4年に一度の世界的祭典ならではの出来事も。そんな数々の名珍場面を振り返る。世界的な人気を誇る日本のアニメを真似るアスリートが現れ話題となった。
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○フェンシングのフランス代表が「かめはめ波」
歓喜の瞬間に飛び出したのは、「かめはめ波」だった。男子サーブル団体3位決定戦。フランスは3位決定戦でイランに45-25と大勝して銅メダルを獲得した。4人の選手たちは、日本の人気アニメ「ドラゴンボール」の主人公・孫悟空が繰り出す「かめはめ波」のポーズを繰り出し、顔をくしゃくしゃにしながら喜んだ。
国際オリンピック委員会(IOC)の委員で日本フェンシング初の五輪メダリスト・太田雄貴氏は自身のXで「フランスでも日本のドラゴンボール(アニメ全般も)が大人気だと一目でわかる写真。鳥山さんに届け!!」と記して実際の画像を公開。ファンからは「彼らの『かめはめ波』が鳥山明先生にも届いているといいな」と反響が寄せられていた。
○“世界最速の男”は大の日本アニメ好き
陸上の男子100メートル決勝では、昨年の世界陸上で3冠のノア・ライルズ(米国)も「かめはめ波」を披露。自己ベストを更新する9秒79(追い風1.0メートル)で金メダルに輝いたあと、カメラに向かってポーズをとると、X上の日本のファンからは「天国の鳥山明先生もニッコリ」「鳥山先生見てる? 世界一の“かめはめ波”だよ」などの声が上げられていた。
「ドラゴンボール」の作者である鳥山明さんは今年3月に68歳で死去。世界中に与えた影響の大きさが、4年に1度の舞台で話題となっていた。
また、ライルズは同200メートル決勝の直前に自身のXで「Omae wa-mo shinde iru」と突然投稿。お前はもう死んでいる――。大人気漫画「北斗の拳」の主人公・ケンシロウの決め台詞だ。優勝宣言か、意図は不明だったが、X上の日本のファンからも「いつでも日本に遊びにきてほしい」「ライルズ最高」と大盛り上がり。ライルズは決勝で銅メダルを獲得した。
○バレー会場で発見された“忍者”
バレーボール男子では、ブラジル代表ダルラン・ソウザが“忍者”になりきった。サーブの前に、流れるように両手を複雑に組み合わせる“術”のポーズ。日本の人気漫画「NARUTO」の真似をするルーティンで、五輪の舞台で注目を浴びていた。
さらに、ソウザの右前腕には日本語で「思い出なんかいらん」とタトゥーが刻まれている。人気バレー漫画「ハイキュー」の稲荷崎高校の横断幕に記されていた言葉としてファンの間で有名で、これまでも度々脚光を浴びてきた。X上の日本のファンからは「日本の漫画文化ってほんっとすごいなぁ」「漫画が選手を動かしている…」と驚きの声が上げられていた。
ブラジルは準々決勝で米国に1-3で敗戦。メダルには届かなかった。
(THE ANSWER編集部)