世界的ボクシングカメラマン福田直樹氏に異例表彰 井上尚弥、中谷潤人ら写真集をWBC総会で発売
世界的ボクシングカメラマンの福田直樹氏が、8日から14日までドイツ・ハンブルクで開催中のWBC(世界ボクシング評議会)年次総会に出席し、「PHOTOGRAPHER OF THE DECADE」を受賞した。WBC公認の写真集が作られ、「パンチを予見する男」と称される技術が改めて世界に認められる形となった。
パンチを予見する男・福田氏がWBCの「PHOTOGRAPHER OF THE DECADE」を受賞
世界的ボクシングカメラマンの福田直樹氏が、8日から14日までドイツ・ハンブルクで開催中のWBC(世界ボクシング評議会)年次総会に出席し、「PHOTOGRAPHER OF THE DECADE」を受賞した。WBC公認の写真集が作られ、「パンチを予見する男」と称される技術が改めて世界に認められる形となった。
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福田氏は11日のセレモニーに出席。「とても光栄なアワードをいただき、大変感激しております」とTHE ANSWERにコメントを寄せた。これを記念し、WBCのマウリシオ・スライマン会長が企画して作成された写真集「Captured Moments in Boxing」が、会場限定で発売された。日本のカメラマンが表彰され、統括団体に表彰されるのは極めて異例。福田氏は胸中を明かした。
「これまでに撮影してきた中で歴史的に重要だと思う写真、個人的に特に気に入っているショット150枚ほどを厳選した、私にとってはキャリアの集大成といえる内容になっています。スライマン会長の直筆サイン入りです。僭越ながら私のサインもその横に書かせていただきました。
25冊限定コンベンション・エディション・799ドル(約12万2000円)という高価な写真集に仕上げて下さいましたが、早い時点で半数以上の購入があり、感激するとともに非常に驚いております」
写真集には「自分にとって最も大事な一枚」と感じるフロイド・メイウェザー対サウル・アルバレスのショットをはじめ、井上尚弥、中谷潤人、寺地拳四朗ら日本人ボクサーを収めたものもあるという。
「WBCタイトル戦の写真にこだわらなくていい、あなたのベストショットを選んでくれとスライマン会長が言ってくれたことも有り難かったです。今回は特別な関係者向けともいえるフォトブックでしたが、通常版もなんらかの形で発表できれば嬉しいです」