大相撲では升席も話題に

　今年の大相撲も力士たちが奮闘し、ファンを沸かせた。初優勝力士の誕生など若手の台頭からベテランの活躍まで幅広く話題を振りまいた角界。土俵に視線が注がれた一方、土俵外でも注目を集めた人たちがいた。有名女優や大物俳優などが中継に映り、「凄い美人がいる」「お元気だ」とファンの視線を奪っていた。

○7月、名古屋場所で女優・紺野美沙子が観戦

　七日目、溜席から取組を見守ったのは63歳の女優・紺野美沙子。2022年から横綱審議委員会の委員に就任したほどの好角家で、青と白のワンピース姿で土俵の熱戦に一喜一憂する姿には、ネット上のファンから「溜席に凄い美人がいる」「63歳とは思えない」「リアクションがかわいい」といった声が上がってた。

　また紺野と同日には箱根駅伝の「3代目山の神」こと神野大地もテレビ中継に映り込み。九日目には、紺野が座っていた同じ溜席に92歳の大物俳優・大村崑の姿が。十日目には、相撲好きで知られるタレントの山根千佳が真剣な表情で、土俵上の熱戦を見守っていた。

　この場所は横綱・照ノ富士（伊勢ヶ濱）が12勝3敗で並んだ平幕・隆の勝（常盤山）との優勝決定戦を制し、3場所ぶり通算10回目の優勝を飾った。

〇5月、夏場所でタレント・デヴィ夫人が観戦

　十三日目に中継に映り込んだ84歳のタレントには、ファンも思わず目を奪われた。真っ赤な衣装をまとい、大興奮だったのはデヴィ夫人。大相撲を配信する「ABEMA」公式Xが動画を公開すると、ファンからは「相撲中継にデヴィ夫人居る　異質すぎる」「やっぱりデヴィ夫人は目立つよ」「体育座りデヴィ夫人が気になってしまい、相撲に集中できません」などのコメントが集まってた。

　四日目にはお笑いコンビ・極楽とんぼの山本圭壱とキンボシの西田淳裕がカメラに抜かれていた。同じく「ABEMA」公式Xが投稿。ファンの間でも「親方かと思いましたわ」「ドアップで！」など話題を呼んでいた。土俵では、新小結の大の里（二所ノ関）が12勝3敗で初優勝。幕下10枚目格付け出しでの初土俵から7場所目で史上最速優勝だった。

〇11月、九州場所で俳優・大村崑が観戦

　十一日目には、十両の優勝争いを93歳の大ベテラン俳優が熱心に見守る様子が中継に映り込んだ。大の好角家としても知られる大村は、これで3日連続の観戦。この日は水色のセーター姿で映り、ネット上では「今日もいらっしゃる」「今日も元気に座ってらっしゃるな」「93歳、お元気だ」「ブルーのセーター、おされ」といった目撃情報が上がっていた。

　横綱・照ノ富士が不在のなか、13勝1敗で並んだ両大関が千秋楽で激突。大関5場所目となる琴桜（佐渡ヶ嶽）が豊昇龍（立浪）を破り、初優勝を飾った。