同僚ナックは大谷翔平の“完全体”を心待ちに

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は、昨オフに2度目となる右肘の手術を受け、今季は打者に専念した。その中でメジャー史上初となる50本塁打＆50盗塁の「50-50」を達成するなど、傑出した成績を残した。ただ27歳の同僚、ランドン・ナック投手は「彼が戻ってきて、最高の状態になるのを見るのが楽しみ」と、投打二刀流という“完全体”に戻った大谷の姿を心待ちにしているようだ。

　米専門メディア「ドジャース・ネーション」のYoutubeチャンネルに出演したナックは、「言うまでもなく、僕たちは彼が持っている才能を見てきた。おそらく彼は、野球界最高の才能をいくつか持ち合わせている」と大谷の才能を絶賛。また「彼は非常に良い状態にいると思う。何度かブルペンを見たけど、彼はとても良く見えた」と、投球練習時の様子も明かした。

　大谷が“完全体”になれば、今季以上の成績を残せるかもしれない。そう考える人は少なくないだろう。ナックも大谷の復帰を心待ちにしている一人だ。

「彼が戻ってきて、最高の状態になるのを見るのが楽しみ。だって、誰よりもリハビリに一生懸命に取り組んできたのを見ていたからね。彼が復帰するのにはワクワクするよ」

　大谷はシーズン中に続けていたリハビリは順調だった。ただ敵地ニューヨークで行われたヤンキースとのワールドシリーズ（WS）第2戦で左肩を亜脱臼し、オフには手術。投手としての復帰時期が不透明となっている中で、ファンだけでなく同僚も復帰を楽しみにしているようだ。