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ドジャースの後払い契約連発に宿敵メディア怒り 先発を273億円で奪われ…「税金に困ってない」

米大リーグ・ドジャースは11月30日(日本時間12月1日)、サイ・ヤング賞2度のブレイク・スネル投手と5年総額1億8200万ドル(約273億円)の契約を結んだと発表した。一方、勝ち頭を奪われた同地区の宿敵ジャイアンツ側のメディアに出演したホストは「贅沢税が全く彼らを困らせていない」と呆れ気味に語っている。

ブレイク・スネル【写真:Getty Images】
ブレイク・スネル【写真:Getty Images】

勝ち頭スネル移籍にジャイアンツ側メディアが嘆き

 米大リーグ・ドジャースは11月30日(日本時間12月1日)、サイ・ヤング賞2度のブレイク・スネル投手と5年総額1億8200万ドル(約273億円)の契約を結んだと発表した。一方、勝ち頭を奪われた同地区の宿敵ジャイアンツ側のメディアに出演したホストは「贅沢税が全く彼らを困らせていない」と呆れ気味に語っている。

 米カリフォルニア州サンフランシスコの地元ラジオ局「KNBR」公式Xは、ポッドキャスト番組「マーフ&マーカス」の動画を公開した。ホストのブライアン・マーフィー氏は「ドジャースはどんだけ金を持っているんだ。贅沢税が全く彼らを困らせていない」と後払い契約が続く状況を指摘。チケットとスポンサーによる収入が爆発的に増えたことを挙げた。

 さらに「彼らはどんだけ金を持っているんだ。さらにファン・ソトとササキを欲しているんだろう?」と苦笑い。共演者のマーカス・バウチャー氏も「昨年、球団ごとの総支給額を調査しても、ドジャースがリストの一番上にいなかった最大の理由がショウヘイの後払い契約だ。彼はたったの200万ドルで雇われていて、残りの6億8000万ドルは後払いだ。だから昨シーズン、彼らは実質的には200万ドルしか払っていない」と嘆いている。

 4日に32歳になるスネルは2018年にレイズで21勝5敗、防御率1.89、23年はパドレスで14勝9敗、防御率2.25をマークし、両年ともサイ・ヤング賞を獲得した。今季はジャイアンツで5勝3敗、防御率3.12。契約を破棄し、フリーエージェント(FA)になっていた。

 実績のある投手を奪われた格好のジャイアンツ。バウチャー氏は「オオタニのユニホームで得たお金や、毎日のようにやっているボブルヘッドデーの人形がeBayで3000ドルで売れていた。日本からお金を運んでくるし、国際的なマーケットでもだ。どういうわけか彼らは利益を生み出している。こんなに金を費やしたのに!」と怒りの声を上げている。

(THE ANSWER編集部)


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