シュート成功率100％、チャン・ツーユウが優勝貢献

　中国で期待される女子バスケットボール選手が再び脚光を浴びた。28日に行われた「第1回全国青少年三大球技スポーツ大会」で、山東が80-59で湖南を撃破して優勝。身長220センチを誇る17歳のセンター、チャン・ツーユウが32得点の大活躍だった。シュート成功率は驚異の100％。止められない高さに、中国ファンは興奮の声を上げた。

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　頭一つ、いや二つ分は高いかもしれない。山東の背番号9、チャン・ツーユウがリング下から次々と得点を重ねた。開始早々、ボールを受けると2人のマークを受けながらもものともせず。軽々得点を決めた。ほとんど跳び上がらなくても、手を伸ばせばリングはすぐそこだ。

　中国紙「環球時報」によると、チャン・ツーユウはこの試合23分間出場。15本のシュートは全て成功させ、ディフェンスでもチームに貢献したという。ネット上の中国ファンも「本当に強い。この成功率じゃ相手は何もできないでしょう」「この『いい芽』はしっかり育てなければならない」「彼女の成功率を100％未満にできるチームはすごい」「この子はすごい。女子バスケットボールの未来の星だ！このままの状態が維持できたら、将来どうなるんだろう。ワクワクする」などとコメントしていた。

　チャン・ツーユウはパリ五輪は規定により中国代表に選出されなかったが、7月の「FIBA U18女子アジアカップ2024」では日本戦で大会記録となる1試合44得点を叩き出すなど、大車輪の活躍でチームを準優勝に導いた。最終的には大会最多の1試合平均35得点、12.8リバウンドを記録して、大会MVPにも選出された。「まさに女子バスケの『ヤオ・ミン』だ！」「ヤオ・ミン以上だと思う」「ヤオ・ミンより相手に対する圧力は強いと思う」などと、NBAでも活躍した身長229センチのレジェンド、姚明（ヤオ・ミン）氏と比較する声も多数あった。