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ヘッドスピード41/mで「Xシャフトが適合」の理由とは 記者が体験した人気ゴルフ診断&レッスン

ゴルフもテクノロジーの時代。プロは常に最新機器でスイングの状態を分析し、適するクラブを選択している。そして、一般ゴルファーでもそれらを体験できるようになってきた。東京・丸の内のブリヂストンゴルフガーデンTOKYOでは、独自開発の解析技術を駆使したフィッティングに加え、レッスンも受けられる。その評判は広がり、全国のゴルフ好き、ギア(道具)好きが集まっている。新たなクラブを探している記者もそれらを体験した。(取材・文=柳田 通斉)

スイングでタメを作る動きを指導する水野良明プロ(左)
スイングでタメを作る動きを指導する水野良明プロ(左)

東京・丸の内のブリヂストンゴルフガーデンTOKYOで

 ゴルフもテクノロジーの時代。プロは常に最新機器でスイングの状態を分析し、適するクラブを選択している。そして、一般ゴルファーでもそれらを体験できるようになってきた。東京・丸の内のブリヂストンゴルフガーデンTOKYOでは、独自開発の解析技術を駆使したフィッティングに加え、レッスンも受けられる。その評判は広がり、全国のゴルフ好き、ギア(道具)好きが集まっている。新たなクラブを探している記者もそれらを体験した。(取材・文=柳田通斉)

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 JR東京駅から徒歩3分、東京メトロ大手町駅から徒歩1分。文字通りの都心にブリヂストンゴルフガーデンTOKYOがある。午後6時30分、記者が入ると、フィッター(フィッティング担当)の水野良明プロが笑顔で迎えてくれた。水野プロは日本プロゴルフ協会員のインストラクター。つまり、クラブのフィッターとレッスンプロの二刀流だ。そして、ブースに入った記者にウォーミングアップを勧めた。

「まずは7番アイアンで素振りなどを」

 記者が軽く3回ほど素振りをして、「じゃあ、お願いします」と言うと、水野プロは「えっ、もういいんですか」。適当タイプに思われたかもしれない(笑)が、気になっていた同社新商品B3MAXドライバー(ロフト9.5度)での試打をリクエストした。理由は、米女子ツアーを主戦場にする古江彩佳が今季からこのドライバーを使用。飛距離を伸ばし、フェアウェーキープ率もアップさせていたからだった。

 最初にマイドライバーと同じSシャフトで試打。ほぼ真っすぐな弾道で総距離240ヤードだった。3週間前、別メーカーのドライバーで打った際は231ヤードで、普段もナイスショットでその程度。早くもB3MAXドライバーの「飛んで曲がりにくい」性能を実感できた。

 ただ、水野プロはショットのスピン量が3000rpm(アールピーエム=1分間の回転数)以上だったことに着目。5球打って、記者のヘッドスピード(HS)は40m/秒~44m/秒だったが、水野プロは「この中調子のXで打ってみませんか」と勧めてきた。

 Xシャフトは「硬い」「ハードヒッターが使う」のイメージ。一般男性レベルの記者は正直、戸惑った。だが、実際に打ってみると、HSは41m/秒、スピン量は2110rpmに激減し、キャリー222ヤード、総距離240ヤードを記録した。そのまま数発打ったが、スピン量は2500rpm以下で安定。最長飛距離は255ヤードだった。なぜ、そうなったのか。水野プロが解説した。

「スイングを分析すると、深いタメがなく軌道をなぞろうとするタイプです。なので、シャフトは中間部が軟らかい中調子でヘッドが遅れて出てくるようにした方がタイミングを取りやすく、ミート率も上がります。そして、ヘッドスピードの割に力強く振れているので『Xでも打てる』と判断しました」

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