「私は重い不安障害とADHDを患っている」 女子フィギュアで輝く裏で…人知れぬ葛藤を抱えて立つリンク
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦・中国杯は22日、女子ショートプログラム(SP)が行われ、千葉百音(木下アカデミー)が70.86点で首位発進した。0.02差の2位に入ったアンバー・グレン(米国)は重度の不安障害とADHDを患っていることを打ち明けた。
GPシリーズ第6戦・中国杯でSP2位発進したアンバー・グレン
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦・中国杯は22日、女子ショートプログラム(SP)が行われ、千葉百音(木下アカデミー)が70.86点で首位発進した。0.02差の2位に入ったアンバー・グレン(米国)は重度の不安障害とADHDを患っていることを打ち明けた。
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千葉に次ぐ70.84点で2位発進となったグレン。第3戦フランス杯で優勝しており、GPファイナル進出へ好位置につけた。ただし、演技後のコメントを紹介した海外専門メディア「ゴールデンスケート」公式Xによると、アクセルジャンプに回転不足がついたことに驚いたという。
本人は「いつも、とってもクリーンに跳んでいる。特に練習中はね。回転不足だったかもしれないけど、普段だったら絶対にないこと。だから驚いたわ。トウループにq(回転不足)がついていたら驚かなかったけど、アクセルは少し奇妙だわ」と首をかしげた。
投稿によると、オフシーズンに演技の安定感の向上に努めたという。「私は重度の不安障害とADHDを抱えているの」と打ち明けたグレン。「だから観衆の前で演技するのは簡単じゃない。オフにそのことに取り組んだの。問題は私の頭の中にある。私の頭は時々、少し臆病になってしまうの」と人知れぬ葛藤も明かした。
それでも、グレンは昨シーズン、24歳にして全米選手権で初優勝。そして、今季もフランス杯でGPシリーズ初優勝を飾り、フィギュア界ではベテランの25歳に充実のシーズンを送っている。
(THE ANSWER編集部)