侍ジャパンとの対戦で来日

　野球の国際試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024 日本vsチェコ」は、10日まで名古屋市のバンテリンドームで2試合を戦い、日本代表の2連勝に終わった。昨年3月のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で、大谷翔平投手から三振を奪い一躍有名になったオンジェイ・サトリア投手は、来日中に日本文化を満喫。自身のSNSに日本語で感謝の言葉などを投稿すると、感激したネット上の日本人ファンから「日本を愛してくれてありがとう」「またいつでも日本に帰ってきて」といった声が寄せられている。

　愛がこもっていた。10日に行われた日本戦で先発したサトリアは2回を投げて2安打2失点。試合は0-9で敗れて2連敗となったが、チームは随所に好プレーを見せて日本のファンを沸かせた。一夜明けた11日には、自身がチェコでプレーするチーム「アローズ・オストラヴァ」と提携する大阪の履正社国際医療スポーツ専門学校に同僚らと足を運び、交流を深めた。

　サトリアは11日夜に自身のXを更新し「ありがとう日本。トーナメントでの幸運をお祈りしています。最後には金メダルを獲得できると確信しています」と日本語で感謝と侍へのエールを記した。日本戦での投球姿や表敬訪問した際に学生たちとの集合写真などを公開。京都観光も楽しんだようで、青空の下で輝く金閣寺の写真も添えた。

　日本人ファンからは「日本に来てくれてありがとうございました」「サトリアさん、チェコのみなさん、日本を愛してくれてありがとう」「また会おうね！」「あなたのピッチングを再び日本で見ることができてとても嬉しかったです！」「履正社専門学校の学生さんとの出会い。嵐山も楽しめましたか？」「またいつでも日本に帰ってきて下さい！！」と感激やお礼のコメントが集まっている。

　サトリアは前日、大阪に向かう際の名古屋駅で、頻繁に行き来する新幹線を見て「こんなに来るの？」と仰天。試合で受けた日本人ファンからの温かい声援だけでなく、高頻度で運転する鉄道文化にも感動していた。