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今季世界最高V坂本花織に「75点」と恩師は辛口評価 よろけたフィニッシュに「体力が持たず…締まりが足らない」愛の鞭

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦・NHK杯は9日、東京・代々木第一体育館で女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の坂本花織(シスメックス)がともに今季世界最高の152.95点、合計231.88点で優勝。大会3度目の制覇を果たし、GPシリーズ連勝で12月のGPファイナル進出を決めた。

女子フリー今季世界最高の152.95点で優勝した坂本花織【写真:荒川祐史】
女子フリー今季世界最高の152.95点で優勝した坂本花織【写真:荒川祐史】

GPシリーズ第4戦・NHK杯

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦・NHK杯は9日、東京・代々木第一体育館で女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の坂本花織(シスメックス)がともに今季世界最高の152.95点、合計231.88点で優勝。大会3度目の制覇を果たし、GPシリーズ連勝で12月のGPファイナル進出を決めた。


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 圧巻の演技だったが、坂本の恩師は愛の鞭を振るった。取材に応じた中野園子コーチは「75点くらいです」と辛口評価。「まだところどころ、できていないところがあるので、まだまだいけると思います。トレーニングも『だいぶした』と本人は言うけど、まだまだ甘いところがある。まだまだこれから(良い演技を)お見せできるように頑張っていきたい」。時折笑みを交えながらも「まだまだ」という言葉を繰り返して、教え子を引き締めた。

 息もつかせぬ演技構成で体力勝負のプログラム。フィニッシュ直前には少しよろけ、本人は苦笑いするシーンもあった。中野コーチは「体力が持たなかったんだと思います。まだ体の締まり具合が足らない」とぴしゃり。連覇がかかるGPファイナルに向けても「去年勝ってましたっけ? 順位よりもまずはこのプログラムを仕上げることが大事。良くなってきているけど、全日本に向けて、もうひと絞りできると思います」と体のキレを磨くことを求めた。

(THE ANSWER編集部)


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