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鍵山優真「あまり計算得意ではないので…(笑)」 299か300か…祈ってピッタリ大台→連覇達成に心境【一問一答】

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦・NHK杯は9日、東京・代々木第一体育館で男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の鍵山優真が194.39点をマーク。合計300.09点で大会連覇を達成した。次週の第5戦フィンランド大会にも出場し、GPファイナル進出を目指す。

最終滑走で演技した鍵山優真【写真:荒川祐史】
最終滑走で演技した鍵山優真【写真:荒川祐史】

GPシリーズ第4戦・NHK杯

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦・NHK杯は9日、東京・代々木第一体育館で男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の鍵山優真が194.39点をマーク。合計300.09点で大会連覇を達成した。次週の第5戦フィンランド大会にも出場し、GPファイナル進出を目指す。

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 最終滑走。冒頭の4回転フリップで転倒しながら、続く4回転サルコーに成功。立て直して300点の大台を超えた。合計264.85点で2位のダニエル・グラスルに35点以上の差をつけ、合計251.52点の3位・壷井達也とともに表彰台で喜び合った。

 以下、鍵山の主な一問一答。

――演技を振り返って。

「フリップ自体は入ってきた時から調子は良かったので、そこが失敗してしまったのがまず悔しかった。今日はミスももちろん悔しいんですけれど、それ以外のリカバリーの部分で、すごく気持ちが強く入ったなと。そこが成長した部分なのかなと思います」

――立て直しができた理由は。

「普段の練習でも、失敗しても続けて行うような練習をしてたので、そこがよくできた。やっぱりファイナルを狙う中で、最後まで諦めてはいけないっていう思いもあったので、強く気持ちを保てたんじゃないかなと思います」

――朝の練習で体が重そうに見えた。

「ちょっと疲れも残りながらっていう感じで、今日の朝の練習は自分の体のコンディションというより、感覚がちょっとズレているような感じがした。ホテルに帰ってからしっかりと休んで、気持ちを切り替えて。本番前にホテルを出る時には、自信を持ちながら出ましたし、アップもしっかりと自信を持ってできたので、本番に繋がったんじゃないかなと思います」

――目標としていた合計300点超え。ミスがある中でも出た得点だが、改めてどう感じるか。

「194でしたっけ? あんまり計算が得意ではないので、299か300どっちだろうなって思いながら(笑)。若干祈るような感じもあったんですけど、300ピッタリで。嬉しい気持ちはちょっとあるんですけれども、やっぱりミスをしてしまったことが悔しかったりするので、そこはそんなに気持ち良くなかったかなと思います」

――すぐにフィンランド杯が始まる。調整方法は。

「今日の夜からしっかりと夜ご飯を食べて、しっかりと寝て、エキシビションは思いっきり楽しんで。休めるところはしっかりと休んで、ご飯も欠かさず食べて、そういうきっちりとした生活を送っていけば、しっかりとリカバリーできると思うので。フィンランド杯も皆いいコンディションで臨んでくると思うので、僕もいいコンディションで臨めるようにしっかりと頑張りたい」

――4回転フリップ転倒した後、どう気持ちを切り替えたか。

「あんまりいろいろ考えてはいなくて、とにかく最後まで全力でやりきるしかないと思った。父からも『自分に負けないように全て来い』と言われたので、強い気持ちだったり、自分の全ての感覚に任せて、とにかく全力でやりきりました」

――サルコーから繋ぎを含めて丁寧にやっている印象があった。

「フリップをミスしたからというわけではないんですけれど、やっぱりジャンプもそうですし、それ以外のスケーティング点数だったり、スピンの点数も、小さな点数ではあるんですけれども、積み重なって大きな点数に繋がっていくと思うので。そこはしっかりと最初から最後まで気をつけました」

――終盤のステップも大きな手拍子の中で滑った。

「自分のイメージの中で、テンポの速い中でステップをしっかりと踏めたらすごく楽しいんだろうなとイメージを持っていたので、お客さんが凄くいいリズムで手拍子してくださったので、それに助けられた。やっぱり終盤で足がきつくなってくる中で、なかなか全力を出し切れない部分がある時もあるので、手拍子や歓声で背中を押してもらえたなと感じます。気持ち良かったです」

――精神的に強くなったという言葉もあった。強くなった要因は。

「……経験ですかね?(笑)。いい試合ももちろんありながら、悔しい試合もたくさんこなしてきたので、やっぱりそういう経験から精神的に強くなっていく部分も毎試合、毎試合感じている部分もあるので」

(THE ANSWER編集部)


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