「ドジャースはケチるのやめて」 世界一に貢献した33発主砲への“減俸提示”に米落胆「これは変」
米大リーグのドジャースは4日(日本時間5日)、世界一に大きく貢献したテオスカー・ヘルナンデス外野手にクオリファイング・オファー(QO)を提示したと米スポーツ放送局ESPNのジェフ・パッサン記者が伝えた。これはFAになる選手に、元所属球団が優先的に翌シーズンの1年契約を定額でオファーできる制度。ただヘルナンデスの場合は今季の年俸から減額となることで、米ファンの間から落胆の声が上がっている。
今季年俸36億円のテオスカー・ヘルナンデスへ32億円提示
米大リーグのドジャースは4日(日本時間5日)、世界一に大きく貢献したテオスカー・ヘルナンデス外野手にクオリファイング・オファー(QO)を提示したと米スポーツ放送局ESPNのジェフ・パッサン記者が伝えた。これはFAになる選手に、元所属球団が優先的に翌シーズンの1年契約を定額でオファーできる制度。ただヘルナンデスの場合は今季の年俸から減額となることで、米ファンの間から落胆の声が上がっている。
パッサン記者は、自身のXでヘルナンデスを含む13選手にQOが提示されたと伝えた。これを受けドジャース専門メディア「ドジャース・ネーション」もXで「ドジャースはテオスカー・ヘルナンデスに2105万ドルのQOを提示したが、ウォーカー・ビューラーにはオファーしないことを選択した」と伝えた。
今季のQOは2105万ドル(約32億300万円)と決まっており、ヘルナンデスは昨オフに1年2350万ドル(約35億7600万円)の契約でドジャース入りしたため減俸提示となる。今季は打線の中軸を担い、154試合出場で打率.272、33本塁打、99打点をマーク。ポストシーズンでも3本塁打した。そのため米国のファンからは、FAでの流出も覚悟したコメントが次々に並んだ。
「ああ、なんてことだ」
「これは変だ」
「ドジャースはケチるのをやめて、テオスカーに本物の契約をオファーすべきだ。彼はそれに値するんだから」
「ドジャースは待たずに、テオスカーと良い契約を交わすべきだ。彼は素晴らしい野球選手で、面白い男だ」
「テオはドジャースと3年以下の契約をするべきじゃない。彼はより良いものに値する」
QOを拒否した選手はFAとなり、市場に出る。拒否された球団は選手流出に対する補償としてドラフト指名権を手に入れる。そのため「テオはこれを拒否する。そしてドジャースはドラフト指名権を得て、テオに真の契約をオファーすれば、彼はそれを受け入れるだろう」と、本腰を入れてのFA交渉を望む声も多かった。
(THE ANSWER編集部)