タイガースは岡本和真の「獲得に動く有力候補」 MLB公式が去就に注目「WBCの強打者覚えている」
米大リーグはドジャースの4年ぶりとなるワールドシリーズ制覇で今季の幕を閉じ、ストーブリーグに突入した。大物選手たちの動向が注目される中、MLB公式サイトは「MLBに向かう次世代の才能ある選手」を特集し、昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも日本代表として活躍した右の大砲をピックアップ。MLB移籍の運びになった場合、獲得に動く「有力候補」を挙げている。
MLB公式が特集
米大リーグはドジャースの4年ぶりとなるワールドシリーズ制覇で今季の幕を閉じ、ストーブリーグに突入した。大物選手たちの動向が注目される中、MLB公式サイトは「MLBに向かう次世代の才能ある選手」を特集し、昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも日本代表として活躍した右の大砲をピックアップ。MLB移籍の運びになった場合、獲得に動く「有力候補」を挙げている。
今季はドジャースの山本由伸投手、カブスの今永昇太投手、パドレスの松井裕樹投手といったMLB1年目の日本人投手の活躍に目が行く一方で、打者専念となったドジャースの大谷翔平投手やカブスの鈴木誠也外野手の打撃もMLBトップレベルにあることを証明した。昨年のWBCではレッドソックスの吉田正尚外野手も活躍し、日本人野手への注目度も高まっている。
そんな中、MLB公式サイトは「MLBへ向かう日本と韓国の次世代の才能ある選手」との見出しで特集記事を掲載。日本人野手として巨人の岡本和真を取り上げた。「WBCに熱狂していた人たちは、2023年の決勝戦で米国チーム相手に本塁打を放ち勝利をもたらした日本の強打者としてオカモトを覚えている」と米国ファンの間でも知られた存在だと称した。
今季の岡本は打率.280、27本塁打、83打点をマーク。記事では過去7シーズンの平均本塁打が33本という事実も紹介したうえで、MLBへの移籍に向けた懸念点をこう記した。
「MLBの球団幹部はオカモトが北米へ移籍すると予想しているが、それが今冬に起こるか、あるいは将来に起こるかは明確ではない。スガノの状況が、オカモトを今オフシーズンにポスティングするというジャイアンツの意欲に影響を与える可能性がある。それはジャイアンツが同オフシーズンで2人の注目選手を失うことに慣れていないからだ」
それでもMLB球団にとっては魅力的な右の大砲。記事では「タイガースはオカモト獲得に動く有力候補の1つだ」と具体的な球団名も記した。「彼ら(タイガース)はスコット・ハリスが運営を引き継いで以来、アジアでのスカウト活動を拡大している。そして今年ポストシーズンに復帰したことで、さらにパワーを加えたいと考えている」と伝えている。
記事では岡本のほかに、佐々木朗希投手(ロッテ)、菅野智之投手(巨人)、小笠原慎之介投手(中日)にもスポットを当てている。
(THE ANSWER編集部)