ワールドシリーズ

　米大リーグ・ドジャースは26日（日本時間27日）、本拠地で行われたヤンキースとのワールドシリーズ第2戦を4-2で制し、2勝0敗とした。大谷翔平投手は「1番・DH」で出場したが、二盗を試みた直後に負傷。「左肩亜脱臼」と米メディアは一斉に報じた。本拠地の客席では口を覆う人も。米ファンは「ヤンキースファンも同じ気持ちだ」と同情している。

　茫然と見つめるしかなかったようだ。大谷は4-1の7回1死走者なしで迎えた第4打席、4番手右腕ホームズから四球を選んだ後に盗塁した。しかし、アウトになった上、その場でうなだれるように寝転がった。左腕を押さえながら悶絶。ドジャースのユニホームを着た客席の女性ファンは口を覆い、心配そうな表情を浮かべていた。

　中継画像を公開した米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のMLB専門Xは、文面で「ショウヘイ・オオタニがフィールドを去るのを見守るドジャースファン」と説明。米ファンは「ヤンキースファンも同じ気持ちだ。こんなこと誰も求めていない」「全員が同じだよ」「オオタニ、俺の肩を使ってくれ。必要ないから」「見ていて胸が張り裂けそうだ」「大打撃だ」「これは酷いわ」と共感している。

　頂点を争うライバルとはいえ、普段は辛辣なヤンキースファンにとってもスター選手の負傷離脱に思うところがあるようだ。