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ジークスター東京が圧巻の開幕7連勝 敵将も脱帽、日本代表ぞろいのスター軍団が交わした「阿吽の呼吸」

日本ハンドボール新リーグ「リーグH」のジークスター東京は24日、東京・墨田区総合体育館でアルバモス大阪に36-23で快勝し、開幕7連勝。勝ち点14とし、再び暫定首位に立った。チーム2位タイの5得点で勝利に貢献したキャプテンのPV玉川裕康は「阿吽の呼吸があった」とCB東江雄斗との好連係に胸を張った。一方で、「決めきるところは決めきらないと」と今後の首位争いに向け、修正点を挙げた。

ジークスター東京のキャプテン玉川裕康【写真:中戸川知世】
ジークスター東京のキャプテン玉川裕康【写真:中戸川知世】

ハンドボール新リーグ「リーグH」で再び首位に立ったジークスター東京

 日本ハンドボール新リーグ「リーグH」のジークスター東京は24日、東京・墨田区総合体育館でアルバモス大阪に36-23で快勝し、開幕7連勝。勝ち点14とし、再び暫定首位に立った。チーム2位タイの5得点で勝利に貢献したキャプテンのPV玉川裕康は「阿吽の呼吸があった」とCB東江雄斗との好連係に胸を張った。一方で、「決めきるところは決めきらないと」と今後の首位争いに向け、修正点を挙げた。

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 日本代表経験者を多く擁するスター軍団らしいスマートなプレーで圧倒した。1-1で迎えた開始2分、前に出てくる相手ディフェンスを利用し、玉川はうまく裏に入り込んだ。司令塔の東江から華麗にパス。「ポストで1対1なら負けないつもりでやった」と試合に臨んだ主将は気迫のパワーでシュートを決めた。「雄斗さんとはずっと長くやっているので、阿吽の呼吸もあってパスが多く通った」。好連係で平日に集まった815人の観客を再三沸かせ、日本代表として長年ともにプレーした賜物で快勝に牽引した。

 豪快なプレーも随所に光った。12分に玉川がスカイプレーを決めると、続けて東江も気迫のスカイプレー。スター軍団の圧巻のプレーに、元日本代表のアルバモス大阪・銘苅淳監督も「強度や精度に違いが出た。それに対応することができなかった」と圧倒された様子。力の差を見せつけた。

 連勝街道をさらに伸ばしても、課題も見えた。15点までリードを広げた後半、修正してくる相手にパスカットされて速攻を与えるなど、隙を見せる場面も。後半から出場したGK甲斐昭人の好セーブ連発に救われた。守護神争いが激しく「ここでダメだったら終わりだと自分にプレッシャーをかけた」と甲斐。勢いある速攻シュートにも怯むことなく、相手の体スレスレまで前に出て豪快セーブ。観客も思わず腰を浮かせるほどだった。

 終わってみれば36-23と大差で勝利するも、甲斐に何度も助けられた玉川は「フィールドプレーヤーとしては決めきるところは決めきるなど修正しないといけない」と修正点を指摘。キャプテンとして抜かりはない。

 次戦は11月16日に8位の福井永平寺ブルーサンダーと岡山・水島緑地福田公園体育館で対戦。ジークスターは現在、共に開幕から無傷の連勝を続けるトヨタ車体ブレイヴキングス刈谷と首位争いを演じており、取りこぼせない。「何連勝とか関係なく目の前の一試合一試合を勝って、結果的に優勝したとなれるように頑張りたい」と意気込んだ玉川。一戦も気が抜けない。

(THE ANSWER編集部・横田 美咲 / Misa Yokota)


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