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ボクシング7大世界戦の興行裏話 寺地&岩田が超大物と…ユーリ阿久井は猛省「本物を見せたい」

会見でコメントする岩田翔吉【写真:浜田洋平】
会見でコメントする岩田翔吉【写真:浜田洋平】

岩田もカネロと写真撮影「ちょっと怖い雰囲気かと…」

 岩田は同級2位ハイロ・ノリエガ(スペイン)に3回3分0秒TKO勝ち。2022年11月以来2度目の世界挑戦で悲願の王座獲得を果たした。早大出身ボクサー初の世界王者に。「少しずつ実感が沸いている。本当に自分がやろうと思ってたことがしっかりとハマった」と振り返った。

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 世界初挑戦は、WBO王者だったジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)に0-3の判定でプロ初黒星。再起後は4戦連続KO勝ちで約2年ぶり2度目の世界戦にたどり着いた。前回の課題を埋めるように相手を自由にさせず、自分から圧力をかけて試合をつくった。3回に右アッパーでダウンを先取。再開後も右ボディーから左フックを浴びせ、2つ目のダウンで決着した。

 元世界2階級制覇王者・粟生隆寛トレーナーにとって、初めて世界王者になった教え子に。この日は会見に同席し「僕がチャンピオンだったからとかは関係なく、単純に岩田翔吉というボクサーは僕がトレーナーだからなれたのか、誰がトレーナーでもなったのかわからないですけど、僕の担当する選手がなったことは素直に凄く嬉しいです」と控えめに喜んだ。

 舞台裏でカネロと2ショット撮影。「スーパースターなのでちょっと怖い雰囲気なのかなと思ったけど、凄く紳士的に快く写真を撮っていただいた。コングラチュレーションと言ってもらって嬉しかったです」と笑った。

 同学年でアマチュア時代に対戦経験がある井上拓真、田中恒成が今興行で王座陥落。14日の田中戦をリングサイドで見守った岩田は「かなり拮抗した試合。ボクシングというものは勝者と敗者がいるので、ああいう結果になることもある。自分も次も凄く気を引き締めないといけないと思った」と背筋を伸ばした。

「軽量級ですけど、自分が一ファンとして試合を見る時は、パワフルで一発がある選手を見るのが子どもの頃から好きだった。そういったボクシングをやっていって、1発で相手を倒せるようなチャンプになっていきたい。この階級で防衛戦や統一戦をやっていきたい」

 12日にIBF世界ライトフライ級王座に就いた矢吹正道(LUSH緑)との対戦を熱望。「試合が実現したら必ずKO決着になる。何よりファンが望んでいるんじゃないか」と実現を願った。

(THE ANSWER編集部)

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