地区シリーズ第5戦

　米大リーグのナ・リーグ地区シリーズ第5戦は11日（日本時間12日）、本拠地のドジャースがパドレスに2-0で勝ち、3勝2敗として3年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。選手や首脳陣が待ち望んだ瞬間に、球場スタッフも感慨はひとしお。音響の担当者がSNSに歓喜の瞬間の舞台裏を公開すると、海外ファンから「盛り上げてくれてありがとう」「地球上で最高のDJ」といった反響が寄せられている。

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　喜びが指にもあふれた。パドレス最後の打者、タティスJr.の打球を三塁手のキケ・ヘルナンデスがつかみ、一塁手のマックス・マンシーに送ってゲームセット。それを見届けたスタジアム内の“DJ席”では担当者が「WIN」と書かれたボタンを押した。歓喜する選手たちを包むように流れる「I LOVE LA」。ファンは名曲とともに勝利に酔いしれた。

　ドジャースの球場オルガン担当を務めるディーター・ルーレ氏は自身のX（旧ツイッター）に「ドジャースの勝利!!　リーグ優勝決定シリーズ進出だ!!」とつづって動画を公開。普段はなかなか見ることができない“儀式”にファンからは歓喜と感謝の声が寄せられた。

「ドジャースが勝利した後に“I Love L.A.”が流れるのを聞くといつも鳥肌が立つ」
「この勝利のボタン！あなたがいてくれて本当に嬉しいわ」
「いつもあなたの音楽でチームとファンを盛り上げてくれてありがとう!!」
「ディーター・ルーレがいくら支払われていようとも、十分じゃない」
「あなたは地球上で最高のDJで、オルガニストで、音楽ディレクターだ！」
「私たちはこれが大好きよ!!!!!!!!!」
「最高だ、なんて動画なんだ」
「今夜の試合後のお気に入りの動画……ドジャースのオルガン奏者で音楽の巨匠による、音楽のキューを自分の視点で覗く珍しい動画」

　リーグ優勝決定シリーズに進出したドジャース。メッツとの第1戦は13日（日本時間14日）、ドジャースタジアムで行われる。