エンゼルスのオーナーが最低クラスの育成組織評に不満「生え抜きの選手が多い」 体制には自信
米大リーグ・エンゼルスは球団ワースト記録となる63勝99敗でア・リーグ西地区最下位でシーズンを終えた。球団オーナーのアート・モレノ氏はMLB公式の取材に対し、体制に自信を示した。
アート・モレノ球団オーナーがMLB公式で言及
米大リーグ・エンゼルスは球団ワースト記録となる63勝99敗でア・リーグ西地区最下位でシーズンを終えた。球団オーナーのアート・モレノ氏はMLB公式の取材に対し、体制に自信を示した。
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MLB公式サイトは「不満の溜まるシーズンの後、モレノは2025年にエンゼルスが競争力を持つと期待する」との見出しでモレノ氏への電話インタビューの内容を掲載した。ロン・ワシントン新監督のもとで、大谷翔平投手との再契約をせず臨んだ今季。若手を多く揃えたチームは浮上のキッカケをつかめなかった。しかし、8月にはペリー・ミナシアンGMと2年の契約延長。若手を育成するプロセスを信頼しているという。
モレノ氏は「勝ちたい、勝負したい、と思っている選手の周りに若手がいるのはとても重要なことだ」と説明。今季はネト内野手、オホッピー捕手、シャヌエル内野手、ジョイス投手など、若い選手の出場機会は多く、「若手に多くの経験を積ませることができた」と語った。
しかし、今年8月にMLB公式サイトが発表したマイナーシステムのランキングでは30球団中29位の評価。他の米メディアからも低評価を受けている現状に、モレノ氏は「最悪のマイナーの一つだと言われ続ける。でも我々のロースターをみれば生え抜きの選手が多い。彼らは若いが我々は早く昇格させている」と納得のいかない様子だった。
10年連続でプレーオフ出場を逃しているエンゼルス。モレノ氏は「25年に出来るだけ競争力を持つとともに、26年により層を厚くするためのこともやりたい」と2年後の飛躍を見据えていた。
(THE ANSWER編集部)