バレー新リーグきょう開幕 高橋藍ら登場…日本代表の未来をブラン前監督が熱弁「協会の義務」
2021年から3年間、バレーボール男子日本代表を率いたフランス人のフィリップ・ブラン監督が、日本代表の今後について熱弁をふるった。さらなる発展のため「協会の義務」は大きいとし、選手の長くはないキャリアを生かし切る施策を求めた。11日には新たなトップリーグとなる「SVリーグ」が東京で開幕戦を迎え、高橋藍(サントリー大阪)と西田有志(大阪ブルテオン)が激突。日本代表も新時代に進んでいく。
五輪後に始まる「次の新しいサイクル」
2021年から3年間、バレーボール男子日本代表を率いたフランス人のフィリップ・ブラン監督が、日本代表の今後について熱弁をふるった。さらなる発展のため「協会の義務」は大きいとし、選手の長くはないキャリアを生かし切る施策を求めた。11日には新たなトップリーグとなる「SVリーグ」が東京で開幕戦を迎え、高橋藍(サントリー大阪)と西田有志(大阪ブルテオン)が激突。日本代表も新時代に進んでいく。
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日本代表は昨秋のパリ五輪予選を兼ねたワールドカップで2位となり、今春行われたネーションズリーグでも史上初の2位となるなど、ブラン氏の下で大躍進。パリ五輪では8位だった。日本バレーボール協会は10日、公式YouTubeにブラン氏のインタビューを公開。日本代表の今後について熱弁をふるっている。
ブラン氏は「オリンピックのサイクルが終わると、次の新しいサイクルを始める必要があります。まずはどの選手が残り、どの選手が辞めるか、または後退するかを確認する必要があります」とし、現在のタイミングでは必ず選手の入れ替えが起こると指摘した。
現在の日本代表には優れた選手が揃っているとした上で「石川祐希選手や高橋藍選手のような選手たちに加え、新しい才能や能力を持った選手を取り入れることも重要です」と、新戦力の発掘を求めている。
さらに「必要な時はいつでも代表チームの未来について考えるのは協会の義務だと思います。選手のキャリアはそれほど長くありません」「例えば、23歳で代表チームに入り、33歳で引退するとなると10年間あり長い期間に思えますが、この期間に、常に次の世代の選手を準備し、統合する準備が必要です」と、好選手が途切れず代表に入っていくサイクルを生むことが必要だとしている。
ブラン氏はパリ五輪を最後に日本代表監督を退任後、韓国Vリーグの天安現代キャピタルで監督に就任した。インタビューで「(日本代表)チームはロサンゼルスを目標にしなければなりません。次はメダルを獲得できることを願っています」と語り、パリ五輪のリベンジを期待しているようだ。
(THE ANSWER編集部)