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卓球ニッポンの最強16歳に苦杯「北京時間の0時過ぎ…至難の業だ」 張本美和に中国も警戒最大級

卓球のアジア選手権(カザフスタン・アスタナ)は9日、女子団体決勝が行われ、世界ランク2位の日本が、中国(同1位)を3-1で下し、2大会ぶりの優勝を果たした。中国を破っての優勝は、1974年横浜大会以来50年ぶりの快挙となった。中国メディアは、自国チームの敗戦に落胆。世界ランク1位・孫穎莎を破り勝利の立役者となった張本美和(木下グループ)を「中国にとって最も警戒すべき対戦相手となることは間違いない」と称えている。

孫穎莎に勝利して笑顔を見せる張本美和【写真:Getty Images】
孫穎莎に勝利して笑顔を見せる張本美和【写真:Getty Images】

卓球アジア選手権女子団体

 卓球のアジア選手権(カザフスタン・アスタナ)は9日、女子団体決勝が行われ、世界ランク2位の日本が、中国(同1位)を3-1で下し、2大会ぶりの優勝を果たした。中国を破っての優勝は、1974年横浜大会以来50年ぶりの快挙となった。中国メディアは、自国チームの敗戦に落胆。世界ランク1位・孫穎莎を破り勝利の立役者となった張本美和(木下グループ)を「中国にとって最も警戒すべき対戦相手となることは間違いない」と称えている。

 中国メディア「卓球ネット」は、「中国女子団体が日本に敗れる! チーム全員、肩を落として日本チームの喜ぶ姿を見守る。孫頴莎は疲労。馬琳監督は手を振って応援に感謝」という見出しで記事を掲載。「試合終了後、中国チームの選手は大きく肩を落とし、落胆していた。中国卓球にとって、優勝を逃すことは失敗にほかならない」と、敗戦を大きく伝えている。

 一方で敗因について分析。「試合を見た人なら分かるだろうが、原因ははっきりしている。まずは試合が間隔をあけずに行われていたこと。更に、選手はチャイナスマッシュが終わったばかりで調整の時間がなかった。転戦、連戦の選手への影響は極めて大きい」とし、第4試合に登場した孫頴莎に関しては、「たびたび息を切らし、下を向いていた。孫頴莎は時差の影響はあまりないらしいが、試合が行われたのは北京時間の0時すぎだ。ベストの状態に調整するのは至難の業だ」と庇った。

 続けて大金星をあげた張本にも言及。「張本美和は一人で中国選手を2人も打ち負かしたわけだ。中でも孫頴莎との試合では逆転で勝利をおさめており、そのすべてが予想外で、実に素晴らしい」と称賛した。

 その上で、「この活躍で明らかになった通り、次のサイクルにおいても、彼女が中国にとって最も警戒すべき対戦相手となることは間違いない。おそらく今後は中国チームも彼女について研究することになるだろう。彼女を完全に抑えることができるか否か注目したい」と、最大級の警戒を示している。

(THE ANSWER編集部)


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