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「顔に当たったらどうする?」 ロバーツ監督の近くにボール投げた敵軍主砲にロハスも怒り「無礼だ」

米大リーグのドジャースは6日(日本時間7日)、本拠地でパドレスと地区シリーズ第2戦を戦い、2-10で大敗した。試合中には選手同士が激しく口論。客席からも物が投げ込まれ、警備員が出動する一触即発の事態に発展した。ドジャース側はパドレスのマニー・マチャド内野手がボールをデーブ・ロバーツ監督に向けて投げたと非難。ミゲル・ロハス内野手も「敬意を欠く」と憤りを口にしている。

ドジャースのミゲル・ロハス【写真:ロイター】
ドジャースのミゲル・ロハス【写真:ロイター】

地区シリーズ第2戦で一触即発の事態に

 米大リーグのドジャースは6日(日本時間7日)、本拠地でパドレスと地区シリーズ第2戦を戦い、2-10で大敗した。試合中には選手同士が激しく口論。客席からも物が投げ込まれ、警備員が出動する一触即発の事態に発展した。ドジャース側はパドレスのマニー・マチャド内野手がボールをデーブ・ロバーツ監督に向けて投げたと非難。ミゲル・ロハス内野手も「敬意を欠く」と憤りを口にしている。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は「ドジャースのデーブ・ロバーツは、マニー・マチャドが彼に向けて『意図を持って』投げたと話した」と題する記事を掲載。6回裏が始まる前に、三塁の守備についたマチャドがベンチのロバーツ監督に向けてボールを投げたといい、その証拠映像をドジャースがMLB機構に提出したと伝えた。

 ロバーツ監督は「あの時は本当に気付いていなかった。でも動画を見た。不安にさせるものだったよ。もちろんマニーとは数年来の関係性がある。あの裏には意図があった。ネットがあったから当たりそうにはならなかった。あれは非常に厄介なものだった。もしあれが私に向けられたものだとしたら、かなり失礼なものだ」と語気を強め、憤りを露わにした。

 マチャドは同メディアに対し、ダグアウトに向けて投げたことは認めたものの、「言いたいことを言えばいいさ。私はどこのダグアウトに投げる時と変わらず、いつも通りに投げただけだ」と、ボールボーイに投げ返しただけと弁明。しかし、ドジャースのロハスは真っ向からこの主張を否定し、強い言葉で非難した。

 ロハスは「対戦相手に敬意を欠く。私たちのダグアウトにボールを放り投げる必要なんてない。他のやり方がある。私たちのダグアウトに向けて放り投げたのは無礼だ。長年この競技にいるベテランと自負しているならやらない行為だ」と力説。「誰も見ていない時にバットやボールなどを投げる奴なんて見たことない。誰かの顔に当たったらどうする? これは問題になるぞ」と危険性を強調した。

 直前の6回表には、ドジャース先発のフラハティがタティスJr.に死球を与え、次打者プロファーが捕手スミスと言い合いに。さらにフラハティが続くマチャドを空振り三振に仕留めた際には、激しい口調で何かを発していた。その後にボールがダグアウトに向けて投げられたようで、ベンチに戻ったフラハティと三塁の定位置についたマチャドが口論を続けるシーンも中継映像に映し出されていた。

(THE ANSWER編集部)


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