坂本花織、鮮やか逆転Vを米名手称賛「信じられないほどのスピードでキヒラを凌駕」
フィギュアスケートの全日本選手権は23日、女子フリーが行われ、ショートプログラム2位の坂本花織(シスメックス)が152.36点で合計228.01点をマーク。逆転で初優勝を飾った。トリプルアクセルを2発決めた155.01点で一時トップに立った2位の紀平梨花(関大KFSC)を再逆転する劇的な展開となったが、全米選手権3連覇の名手は「信じられないほど素晴らしいスピードと流れ」と絶賛している。
ウィアー氏が坂本の演技と大会を絶賛
フィギュアスケートの全日本選手権は23日、女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位の坂本花織(シスメックス)が152.36点で合計228.01点をマーク。逆転で初優勝を飾った。トリプルアクセルを2発決めた155.01点で一時トップに立った2位の紀平梨花(関大KFSC)を再逆転する劇的な展開となったが、全米選手権3連覇の名手は「信じられないほど素晴らしいスピードと流れ」と絶賛している。
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紀平がトリプルアクセルを2本決めれば、坂本も完璧な演技で対抗――。宮原知子(関大)、三原舞依(シスメックス)を含めた4人が220点を超える白熱の名勝負となった全日本選手権のクライマックスに、08年世界選手権銅メダリストのジョニー・ウィアー氏も脱帽していた。
「カオリ・サカモトは信じられないほど素晴らしいスピードと、流れで、トリプルアクセルのキヒラを凌駕した。全日本選手権は最高の大会になった」
自身のツイッターでこうつづった。最終滑走の坂本は7本のジャンプをすべて成功させ、ISU非公認大会ながら自己ベストを大きく更新する152.36点をマーク。驚異の逆転Vを決めた。
前日は平昌五輪女王アリーナ・ザギトワ(ロシア)がよもやの5位となり、ジュニアトリオが表彰台を独占したロシア選手権女子シングルについて、「フィギュア界で最も過酷な大会」と絶賛したばかりだが、全日本選手権のドラマ性にも心を動かされた様子だった。
(THE ANSWER編集部)