ジャッジに「ほんの少し優位性」 大谷翔平との比較で米敏腕記者が持論「指標を見れば…」
今季の米大リーグでは、突き抜けた成績を残した2人の選手がいる。ドジャースの大谷翔平投手は史上初の「50本塁打&50盗塁(50-50)」を達成するどころか、54本塁打、59盗塁まで数字を伸ばした。打力で大谷の上を行くのがヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手で、58本塁打、144打点でア・リーグの2冠に輝いた。2人はどちらが優れた選手なのかと各所で論争が繰り広げられている。
「54-59」と58発144打点はどちらが上?
今季の米大リーグでは、突き抜けた成績を残した2人の選手がいる。ドジャースの大谷翔平投手は史上初の「50本塁打&50盗塁(50-50)」を達成するどころか、54本塁打、59盗塁まで数字を伸ばした。打力で大谷の上を行くのがヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手で、58本塁打、144打点でア・リーグの2冠に輝いた。2人はどちらが優れた選手なのかと各所で論争が繰り広げられている。
米カリフォルニア州の地元局「KNBC」も「ショウヘイ・オオタニかアーロン・ジャッジか? どちらが優れたMLBシーズンを過ごしたか」という記事を掲載。MLB専門局「MLBネットワーク」の敏腕記者として知られるモロシ氏の見方を紹介している。
ジャッジについては「野手として史上最高のオールラウンドなシーズンを過ごした」とし「指標を見れば史上トップ10に入る。空振りが減少し、2022年よりも危険な選手になっている。ポストシーズンでヤンキースと対戦するチームにとってはとても恐ろしいことだ」と、プレー内容としてはシーズン62本塁打のア・リーグ新記録を樹立した2022年を超えていると見ている。
一方の大谷は「ショウヘイ・オオタニは単純明快。オールラウンドだ」とし、スピードとパワーを高いレベルで両立させたことを称賛。比較の際に問題となる、DHとしての出場しかなかったことについては「今季は守備をしなかったので、そういう意味では体力的にもつらいポジションで9イニング守っているジャッジに、ほんの少し優位性があると言えるかもしれない」と持論を展開した。
それでも2人に優劣はつけがたいようで「でも半々だ。これ以上良いシーズンはない。だから、間違った答えはないと言えるだろう」と、どちらが上とする意見にも理由はあると言いたげだった。
(THE ANSWER編集部)