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渡米後初のPOに臨む大谷翔平、日本の大舞台はどうだった? 印象的な165キロも…意外な“ゼロ”

米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)に開幕するパドレスとの地区シリーズから、MLB7年目で初のポストシーズンを戦う。今季、レギュラーシーズンでは54本塁打、130打点と圧倒的な成績でナ・リーグ2冠に輝き、短期決戦での打撃も注目されるところ。日本でのポストシーズンを振り返ると、ある傾向が明らかになってくる。

ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

大リーグで初のプレーオフ、日本ハム時代はどうだった?

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)に開幕するパドレスとの地区シリーズから、MLB7年目で初のポストシーズンを戦う。今季、レギュラーシーズンでは54本塁打、130打点と圧倒的な成績でナ・リーグ2冠に輝き、短期決戦での打撃も注目されるところ。日本でのポストシーズンを振り返ると、ある傾向が明らかになってくる。

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 大谷が日本ハム時代に初めてポストシーズンを戦ったのは、入団2年目の2014年だった。オリックスとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ初戦で先発登板し、6回3失点で初登板初勝利。20歳3か月は田中将大を抜いて史上最年少勝利だった。ただ、打撃では第3戦に「5番・DH」で出場したものの5打数無安打。当時の大谷は登板前後に休養日を入れており、起用への制限も多かった。

 チームが勝ち進んだファイナルステージではソフトバンクと対戦。打者としては3試合に出場し12打数3安打。初の長打となる二塁打を放ったが、打率は.250に終わっている。

 翌年はロッテとのファーストステージ初戦に投手として先発し、2回2/3を5失点でKO。打者としては第3戦で代打出場したものの無安打に終わった。チームもここで敗退している。

 2016年はチームがパ・リーグ優勝を果たし、ソフトバンクとのファイナルステージから登場。大谷は初戦に投手として先発し、7回無失点で勝ち投手となった。王手をかけた第5戦には「3番・DH」で先発していたが9回に抑えのマウンドへ。時速165キロを記録するなど3者凡退に抑えて試合終了。印象的な活躍で日本シリーズ進出を決めた。

 広島との日本シリーズでは、初戦に「8番・投手」で先発したが敗戦投手に。第2戦は代打出場し、第3戦から「3番・DH」でスタメンに戻った。3-3の延長10回、右前へサヨナラ打を放つと、チームも勢いに乗りここから4連勝で10年ぶりの日本一を果たした。

 大谷の日本でのポストシーズン通算成績は打率.240で本塁打はなし。ただ2度のファーストステージでは通算6打数無安打なのに対し、ファイナルステージでは打率.214、日本シリーズでは同.375、二塁打が4本とステージが上がれば上がるほど活躍する傾向にある。9月を神がかり的な成績で終えた今季の大谷は、初の舞台で何を見せてくれるだろうか。

(THE ANSWER編集部)

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