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タイガースが果たした0.2%からの“下剋上” アストロズと「12-581」の差…MLB公式も衝撃「狂ってる」

米大リーグは2日(日本時間3日)、ア・リーグのワイルドカードゲーム第2戦を行い、タイガースがアストロズを2-0で下し2連勝で地区シリーズ進出を決めた。MLB公式が注目したのは終盤の快進撃。8月11日(日本時間12日)の段階では、プレーオフ進出の確率すら0.2%とされていたチームが、様々な不利を跳ね返しての“下剋上”だった。

地区シリーズ進出を決め、歓喜に沸くタイガースの選手たち【写真:Getty Images】
地区シリーズ進出を決め、歓喜に沸くタイガースの選手たち【写真:Getty Images】

大リーグプレーオフ、タイガースがアストロズに連勝

 米大リーグは2日(日本時間3日)、ア・リーグのワイルドカードゲーム第2戦を行い、タイガースがアストロズを2-0で下し2連勝で地区シリーズ進出を決めた。MLB公式が注目したのは終盤の快進撃。8月11日(日本時間12日)の段階では、プレーオフ進出の確率すら0.2%とされていたチームが、様々な不利を跳ね返しての“下剋上”だった。

 MLB公式X(旧ツイッター)は歓喜のタイガースナインの写真とともに「タイガースは8月11日の時点では0.2%しかポストシーズン進出の可能性がなかった。ヤツらはア・リーグのワイルドカードシリーズでスイープをやってのけた」とつづった。米統計サイト「ファングラフス」はレギュラーシーズン中、各チームのプレーオフ進出確率を公表している。タイガースはそれが「0.2%」にまで落ち込んだところから復活したのだ。

 現地8月11日の順位表を見ると、タイガースは55勝63敗でア・リーグ中地区の4位。下にいるのは今季大リーグ史上最多の121敗を喫したホワイトソックスだけで、首位のガーディアンズからは13.5ゲーム差、ワイルドカードでの進出ラインからも10ゲーム離されていた。それが最終的には86勝76敗の貯金10。ツインズの大失速もあってワイルドカードでプレーオフ進出を果たすと、プレーオフも連勝発進だ。

 さらに「この数字は狂ってる」として紹介したのは、タイガース全選手のプレーオフでの出場試合数を合計してもわずか12試合だったのに対し、常勝アストロズのそれは581試合にも達すること。タイガースの12試合はすべて、フィリーズから移籍してきたマット・ビアリング外野手のものだった。

 また米国のデータサイト「ザ・スコア」は公式Xで、タイガースがワイルドカードで登録した全26選手の年俸総額が1880万ドル(約27億6000万円)で、これはアストロズの守護神ジョシュ・ヘイダー投手の年俸1900万ドル(約27億9000万円)に及ばないと比較している。

 あらゆる不利を跳ねのけて、地区シリーズに進んだタイガース。5日(日本時間6日)から同地区のガーディアンズと対戦する。

(THE ANSWER編集部)

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