リハビリ中なのに…大谷翔平が残した常識外れの「49.8→54.2→60.1」 進化を表わす“衝撃数値”
米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は移籍1年目のシーズンで54本塁打、130打点を記録し、ナ・リーグの2冠に輝いた。打率も.310を残し、レギュラーシーズン最終日まで三冠王の可能性を残したほどだ。右肘のリハビリをしているにも関わらず、なぜこのような突き抜けた成績を残せたのか。数字を掘り下げると意外な“進化”が明らかになる。
最終日まで三冠王の可能性、進化の理由とは
米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は移籍1年目のシーズンで54本塁打、130打点を記録し、ナ・リーグの2冠に輝いた。打率も.310を残し、レギュラーシーズン最終日まで三冠王の可能性を残したほどだ。右肘のリハビリをしているにも関わらず、なぜこのような突き抜けた成績を残せたのか。数字を掘り下げると意外な“進化”が明らかになる。
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大リーグ公式のデータ統計サイト「ベースボール・サバント」では、大谷の打撃を様々な方向から分析した数字を見ることができる。昨年から顕著な変化が見られるのが打球速度だ。
今季の平均打球速度は95.8マイル(約154.2キロ)で、これはアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)の96.2マイル(約154.8キロ)に次ぐメジャー2位。大谷の昨年の数字は、94.4マイル(約151.9キロ)でジャッジとロナルド・アクーニャJr.外野手(ブレーブス)に次ぐ3位だった。昨秋に右ひじを手術し、今季はリハビリと並行しながらのシーズンだったにもかかわらず打球速度を上げるという、常識では測れない進化が浮き彫りとなる。
さらに時速95マイル(約152.9キロ)以上の打球を打つ確率「ハードヒット%」でも、大谷は60.1%でジャッジに次ぐメジャー2位となった。昨年は54.2%で8位、2022年は49.8%で19位だった。打球は95マイルを超えると安打、長打になる確率が急上昇し、チームの得点増にもつながるという統計があり、大リーグではこのラインを重視している。
しっかりボールを叩くという点で、大きな進化を見せた今季の大谷。初のポストシーズンではどんな“伝説の打球”が生まれるだろうか。
(THE ANSWER編集部)