日米通算2730安打で引退

　今季限りで引退を表明しているプロ野球・ヤクルトの青木宣親外野手が2日、引退試合となる広島戦（神宮）に先発出場し、4打数2安打を記録。日米通算2730安打で、プロ生活にピリオドを打った。スタジアムでは、ヤクルトファンに加えて敵地に乗り込んだ広島ファンからも青木に対し温かい声援が注がれた。

「1番・センター青木」のアナウンスが告げられると、一塁側のみならず、三塁側で赤いグッズを身に着けた広島ファンも、一斉に背番号23が象られた緑色のボードを掲げる。登場テーマが鳴りやむと、場内は万雷の拍手に包まれた。試合後の引退セレモニーではイチローらがVTRでサプライズ登場。会場が一体となって、希代のヒットメーカーの花道を盛り上げていた。

　この会場の様子を、明治神宮野球場の公式Xが「カープファンの皆様！！青木選手を一緒に応援してくださりありがとうございました！！スタッフ一同、込み上げるものがありました…」と動画付きで紹介すると、コメントが殺到した。

「青木選手の人望ですね！」
「カープファンとして青木選手の引退試合が見れてよかったです」
「心打たれる、素晴らしいセレモニーでした」
「野球ってマジでいいなって心の底から思った」
「青木選手がレフトの守備位置に着いた時も大きな声援をしてくれて嬉しかったです！」
「青木はチームの垣根を越えてでも応援したくなる球界のレジェンドだし」

　敵味方を超えて、球界を代表する好打者を送り出す光景に感動する声が多数寄せられていた。