WTAツアー「チャイナ・オープン」

　女子テニスの海外ツアー「チャイナ・オープン」（中国・南京）の女子シングルス4回戦が1日に行われ、世界ランキング73位の大坂なおみ（フリー）は同6位で20歳のココ・ガウフ（米国）から第1セットを奪ったものの、負傷のため第2セット終了後に棄権して敗退となった。女子テニス協会（WTA）は試合後にガウフが大坂を気遣った行動をとったシーンを動画で公開。海外ファンから「美しいスポーツマンシップ」「ココは本当に優しい」といった称賛の声が寄せられている。

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　自然に手を差し伸べた。第1セットを大坂が6-3で取り、第2セットはガウフが6-4で奪い返して最終セットを迎えようとしたところで、大坂が腰の負傷を理由に棄権を申し入れた。ガウフにも告げると2人はコート横で抱擁。ベンチに戻った大坂に寄り添ったガウフは会話を交わした後、大坂のテニスバッグを担ぎ、大坂とともに退場した。

　WTA公式X（旧ツイッター）は「手を差し伸べる」「ココ・ガウフは、対戦相手のナオミ・オオサカが腰の負傷により途中棄権した後、コートから去る際の手助けをした」「ガウフは3-6、6-4、相手の棄権でチャイナ・オープン準々決勝に進出」とつづって動画を公開した。

　海外ファンはガウフの行動を称賛。「とても優しい!!!!　ココが愛される多くの理由の1つだね!!」「このトーナメントで一番好きな場面」「彼女は真のヒーロー」「なんて美しい！　スポーツマンシップね！」「ココは本当に優しいわ！ナオミの早い回復を願っています」「2人とも大好き！」といった反響が寄せられている。