2年連続…選手がまさかの現金投げ込み

　今永昇太投手、鈴木誠也外野手が所属する米大リーグのカブスで、主力のイアン・ハップ外野手がファンへの感謝を示した“粋な行動”が話題となっている。外野スタンドのファンにビールをおごるため“特別仕様の”ボールを投げ入れ。証拠となるボールの画像がネット上に拡散し、米専門局が報道するとファンからは「鳥肌が立つよ」「選手として素晴らしい」とコメントが集まっている。

　カブスの本拠地リグレー・フィールドでは29日（日本時間30日）、今季最終戦となるレッズ戦が行われた。この最中に“事件”は起こったという。

　米スポーツ専門局「CBSスポーツ」は「カブスのハップが2024年に応援してくれたファンに感謝の気持ちを込めて、ビールを買うために100ドル札を何枚かくっつけたボールを投げ込んだ。リグレー・フィールドの左翼席に座っていたファンの1人が、そのボールの写真をソーシャルメディアに投稿した」と伝えている。

　熱狂的ファンが集まる左翼席常連のブラッド・ダグラスさんは自身のインスタグラムにこのボールの写真を投稿。そこには「シーズンを通しての応援ありがとう！　左翼席のみんなにビールをおごるよ！」と記されていた。ダグラスさんは「ハップが今年最後の試合で我々のセクションに飲み物をおごるために、お金と一緒にこのボールを投げ入れてくれた。なんという男だ！　イアンに乾杯！」と感激の言葉を並べている。

　ハップのこの行動には、海外のファンから「鳥肌が立つよ。本当にクールだ！」「選手として素晴らしいことだね！恩返しをする選手が大好き。数年前にリグレー・フィールドを訪れることができてとても幸せだった」「今まで見た中で最高に素晴らしいこと」とコメントが寄せられた。

　また「CBSスポーツ」は「ゴールドグラブ賞を2度受賞しているハップは、思いやりのある計らいで知られ、ファンのサポートに常に感謝の気持ちを示している。彼は昨年も、100ドル札を野球ボールに結びつけ、カブスのスーパーファンである“ブリーチャー・ジェフ”にプレゼントして同じようなことをした」と、ハップの行動が2年連続であるとも伝えている。