[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

DHでも「私は余裕でオオタニを選択」 MVP仮想投票、対抗馬はゼロ票の衝撃「下らない手品ではない」

米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、敵地デンバーで行われたロッキーズ戦で移籍1年目のレギュラーシーズンを終えた。史上初の「50本塁打&50盗塁」に達し、最終的には54本塁打、59盗塁まで数値を伸ばした。リーグ2冠を確実なものとし、打率も.310でトリプルスリーを達成。シーズン終盤に激論が交わされたMVPの行方でも、大谷が圧倒的な支持を集めそうだ。

ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

リンドーアに対し「明確な優位」

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、敵地デンバーで行われたロッキーズ戦で移籍1年目のレギュラーシーズンを終えた。史上初の「50本塁打&50盗塁」に達し、最終的には54本塁打、59盗塁まで数値を伸ばした。リーグ2冠を確実なものとし、打率も.310でトリプルスリーを達成。シーズン終盤に激論が交わされたMVPの行方でも、大谷が圧倒的な支持を集めそうだ。

 MVPは記者投票によって選ばれるが、米スポーツ専門局「CBSスポーツ」が、同局の専門家5人による“仮想投票”を実施。ナ・リーグMVPは全5人が大谷に投票した。大谷の対抗馬とされてきたのは151試合で打率.272、32本塁打をマークし、遊撃を守るメッツのフランシスコ・リンドーア内野手だが、票は入らなかった。

 RJ・アンダーソン氏は「リンドーアやウィーラー(フィリーズ)を推す声があるのは知っている」とする一方で「野球記者は特別な数字の組み合わせを称賛する傾向があり、オオタニは明確な優位を持っている」。史上初の「50-50」をはじめとした記録ラッシュにある大谷を有利と見ている。

 ケイト・フェルドマン氏は「背中を故障するまでのほぼ1年間、メッツを背負ってきた。彼は間違いなく、素晴らしいキャリアの中で最高のシーズンを送った」と、まずはリンドーアを称賛。ただ「しかしショウヘイ・オオタニはMLB史上、文字通り誰もやったことのないことをやってのけた。そして、それはパーティーの下らない手品のようなものではなかった。そのパワーとスピードのコンビネーションは、毎晩見る者を興奮させるだけでなく、ドジャースにとってゲームチェンジャーとなった」と、大谷の記録がチームの勝利にも大きく寄与したのを評価している。

 大谷が守備についていないという意見については、ダイン・ペリー氏が「私は余裕でオオタニを選択する。評価する際にDHの立場にかなりのペナルティを織り込んでもだ」と反論している。「リンドーアは素晴らしいシーズンを送っており、将来殿堂入りする選手だと思う。しかし、ショウヘイ・オオタニのオフェンスは総合的な価値で彼に匹敵する者はいない」と、守らないことでの“ハンディ”を凌駕する打撃だったとした。

 さらにマット・スナイダー氏は「リンドーアをプッシュしようという思いはわずかに湧き出たが、彼が怪我をしたのでナ・リーグのMVPレースを(我々にとって)僅差にする終わり方を迎えることができなかった」と、9月に入ってリンドーアが欠場したことが大谷を推す決定打になったとしている。

(THE ANSWER編集部)


W-ANS ACADEMY

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA Jleague
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集