ザギトワ、貫禄のSP首位! 70点超え9人の異次元決戦、不振メドベはまさか14位…
フィギュアスケートの世界選手権(来年3月・さいたま)の代表選考を兼ねたロシア選手権(サランスク)は21日、女子ショートプログラム(SP)が行われ、平昌五輪女王のアリーナ・ザギトワが80.62点をマーク。9人が70点超えをマークする異次元のハイレベル決戦で首位発進した。
ロシア選手権女子SP、唯一80点超えの80.62点で首位発進
フィギュアスケートの世界選手権(来年3月・さいたま)の代表選考を兼ねたロシア選手権(サランスク)は21日、女子ショートプログラム(SP)が行われ、平昌五輪女王のアリーナ・ザギトワが80.62点をマーク。9人が70点超えをマークする異次元のハイレベル決戦で首位発進した。
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日本と時を同じくして開かれたロシアの国内決戦は超ハイレベルとなった。その主役になったのはザギトワだ。冒頭の3回転ルッツ―3回転ループに決め、3本のジャンプを綺麗に着氷。持ち前の表現力を駆使し、唯一80点超の高得点を叩き出した。
グランプリ(GP)シリーズ連勝で挑んだファイナルで紀平梨花(関大KFSC)に敗れて2位。巻き返しを期して挑んだ今大会は、2日前の公式練習を交通機関のトラブルとみられるアクシデントで欠席。寝台列車で急きょ移動したことがロシアメディアに報じられ、移動に10時間近くを要した模様だが、そんなこともお構いなしの演技だった。
女子史上初めてISU公認大会で4回転ルッツを決めたことがある驚異の14歳アレクサンドラ・トルソワは74.96点で2位、12月のジュニアGPファイナルを制したアリョーナ・コストルナヤは74.40点で3位。今大会からプログラム変更を決断したエフゲニア・メドベージェワはジャンプの転倒が響き、62.24点でまさかの14位と出遅れた。
出場18選手のうち、半数となる9人が70点超え。大国ロシアの才能がぶつかり合うハイレベル決戦。フリーも見逃せない戦いとなりそうだ。
【ロシア選手権女子SP結果】
1位 ザギトワ 80.62点
2位 トルソワ 74.96点
3位 コストルナヤ 74.40点
4位 コンスタンチノワ 74.40点
5位 シェルバコワ 74.09点
6位 サモドゥロワ 71.82点
14位 メドベージェワ 62.24点
(THE ANSWER編集部)