パドレス戦に「1番・DH」で出場

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は25日（日本時間26日）、本拠地パドレス戦に「1番・DH」で先発する。デーブ・ロバーツ監督は試合前の会見で、大谷のリハビリの状況について米メディアに問われ「正直に言うと、私には分からない」とはぐらかす場面もあった。

　昨年右ひじを手術し、今季は打者に専念している大谷。既にキャッチボール、ブルペン投球を行うなど順調な回復ぶりを見せている。来季の投手復帰を目指しているが、ドジャースは投手陣に故障者が続出していることもあり、ポストシーズンで大谷の登板に期待する声まで米国では生まれている。

　連日のように大谷の状態について問われているロバーツ監督に、この日の会見でも質問が飛んだ。大谷には打者として集中するよう、チームから指示などはあったのかと問われると「正直に言うと、私には分からない。私は今日、彼の名前を打順に書いた。それだけであとは何も知らないんだ」とはぐらかした。

　改めて今季登板する可能性について問われると、「（大谷のリハビリプログラムに関する）サミット級の大きなミーティングが行われるハズだったんだが、まだだ」とジョークを飛ばした。報道陣にも笑いが起き、「招待されていますか？」と聞かれると「行われるときには私もその場にいるよ（笑）」とリラックスした様子で応答していた。

　大谷はこの日の練習では、左翼でキャッチボールした後、壁当てで入念にフォームを確認するなど調整。チームは24日（同25日）からパドレスとの3連戦を迎えており、初戦は2-4で敗戦。ここから2連勝すればドジャースの地区優勝が決まるが、3連敗となれば逆にパドレスにマジックが点灯する。