敵地ドジャーズ戦に勝利で決定

　米大リーグ・パドレスは24日（日本時間25日）、敵地での首位・ドジャース戦に4-2で勝利し、プレーオフ（PO）進出を決めた。大事な首位攻防戦の初戦を落とし、目の前で歓喜の瞬間を見せつけられたドジャースファンは「誇りを持て」など、自チームへの怒りの声を上げている。

　4-2とパドレス2点リードで迎えた9回無死一、二塁の場面。ドジャースの9番ロハスが放った打球は三塁手マチャドの正面に。捕球後、即座に三塁ベースを踏むと、二塁に転送。続けて一塁もアウトとなり、まさかのトリプルプレーでゲームセットとなった。ネクストバッターズサークルの大谷も呆然とする劇的な幕切れだった。

　PO進出決定のみならず、ドジャースとのゲーム差を2.0へと縮め、逆転での地区優勝に望みを残す会心の勝利にパドレスナインは歓喜。敵地ながら肩を寄せ合って喜び合うと、勝利の立役者でチームリーダーのマチャドを褒めたたえるチャントを歌いあげた。

　この様子を米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のドジャース番ファビアン・アルダヤ記者が「パドレスは、グラウンドでポストシーズン進出決定パーティを開催し、“マニー”チャントも叫んだ」と記し、自身のXに動画付きで投稿。すると怒れるドジャースファンからコメントが集まった。

「ドジャースは彼らをグラウンドから追い出すべきだ」
「彼らは代わりにデーブ・ロバーツの名前をチャントすべきだった」
「普通、この行為はホームチームを奮い立たせ、逆転するはずだが、我々はドジャースだから彼らが我々をスイープして地区優勝する可能性が高いだろう」
「ドジャースのほとんどの選手は気にもしないし、プライドもない。だからたとえ明日彼らが二日酔いでも、次の2試合をとるだろう」
「ドジャースよ誇りを持て」
「今夜、パドレス選手たちが酔っ払い、二日酔いになって明日寝込んでくれることを祈ろう」

　優勝目前での失速に悲観的な声も多い。ドジャースはパドレスとの残り2試合に連勝すれば、地区優勝が決まる。