ロッキーズ戦で放った起死回生の同点ソロ

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は22日（日本時間23日）の本拠地ロッキーズ戦の9回に、2試合ぶりとなる53号同点ソロを放った。直後のムーキー・ベッツ外野手のサヨナラ弾につなげた起死回生の一発だったが、ネット上のファンはその直前に見せた“挙動”に注目。「相手ピッチャーからしたらこんなの恐怖」「彼はサイボーグ」といった声が上がっている。

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　集中力が研ぎ澄まされた瞬間だった。4-5と1点を追う9回先頭で打席に立った大谷。カウント2-1となった4球目の直前に打席でバットを構えると、首をクイッと動かし、両腕も機械のようにクイックイッと小刻みに揺らすような仕草を見せた。そして、マウンドの右腕ハルボーセンが投じた4球目の低めのスプリットをジャストミート。打球はあっという間に右中間スタンドに飛び込んだ。

　ネット上の日本人ファンは、大谷がハルボーセンの投球の8秒前に見せた微妙な挙動に驚くばかり。さまざまな声が上がっている。

「相手ピッチャーからしたらこんなの恐怖」
「このクイックイッて動き…いつかゲーム化されたら、きっと再現される筈です」
「ピッチャーからしたらどこ投げても打たれるイメージしか湧かないのでしょうね」
「この53本目のホームランの直前の大谷の表情とボディランゲージはまさに…シェフのキス」
「でました、『構えの段階』で分かる大谷翔平の確信ホームラン」
「自然にメカニクスが最適化されたように見えます　つまり彼はサイボーグ」
「あからさま打つ雰囲気ありますね！」
「中継見てて『あ…これ…打つ…やばいやつ…あっ…』ってなった」

　大谷はこの試合で2盗塁を成功させ、53本塁打＆55盗塁の「53-55」に到達。今季得点も128まで伸ばし、イチロー氏がマリナーズ時代の2001年に記録した日本人のシーズン最多得点127を更新。シーズン最多盗塁もイチロー氏が同年に残した56へあと1と迫っている。