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「オオタニの前では色褪せてしまうかも」 50-50超え「9.19」はMLB史上最高の試合か? 米記者が徹底分析

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は22日(日本時間23日)のロッキーズ戦で5打数4安打1打点、1本塁打、2盗塁の大暴れ。伸び続ける記録は「53本塁打、55盗塁」に到達した。米記者は「50-50」を達成した19日(同20日)の敵地マーリンズ戦が、MLB選手による史上最高の試合だったのではないかと分析している。

50号本塁打を放つドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】
50号本塁打を放つドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

歴史に残る「2024.9.19」を米記者が分析

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は22日(日本時間23日)のロッキーズ戦で5打数4安打1打点、1本塁打、2盗塁の大暴れ。伸び続ける記録は「53本塁打、55盗塁」に到達した。米記者は「50-50」を達成した19日(同20日)の敵地マーリンズ戦が、MLB選手による史上最高の試合だったのではないかと分析している。

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 米スポーツメディア「ジ・アスレチック」は「ショウヘイ・オオタニは史上最高の試合をプレーしたか?」との見出しでドジャース番ファビアン・アルダヤ記者著の記事を掲載。大谷はこの日、6打数6安打、3本塁打、10打点、2盗塁の大活躍でチームのポストシーズン出場に導いた。「3本塁打&複数盗塁」「17塁打&複数盗塁」など史上初めての記録を紹介した。

 アルダヤ記者はいくつかのカテゴリーに分けてこの試合を解析。「史上最高の6打数6安打試合か?」については、2002年にショーン・グリーン外野手が4本塁打を放った6打数6安打の試合を比較対象に出し、当時チームメイトだったロバーツ監督が試合後「悪いね、ショーン」「全てをひっくるめて、こんなものは見たことない」と大谷についてコメントしたことを紹介した。

「打点についてはどうか?」としたアルダヤ記者は、マーク・ホワイトン外野手が1993年、ジム・ボトムリー内野手が1924年に12打点を挙げていることを指摘。他にも11打点をマークした選手が複数いることも紹介した。しかし、「DHとして最高の試合か?」については「このタイトルは絶対にオオタニに相応しい」と断言。ア・リーグでDHが導入された1973年以降、6安打を打ったのは大谷含め2人いないと説明した。

 最後は「全体成績から見た場合は?」とし、サンディー・コーファックス投手の14奪三振での完全試合や、ジム・トビン投手の登板試合での3本塁打(5失点)、リック・ワイズ投手の2本塁打&ノーヒッターを紹介。さらに、大谷が2023年のホワイトソックス戦で“リアル二刀流”出場し、6.1回1失点10奪三振しつつ、4打数3安打、2本塁打をマークした試合も比較対象とした。

 アルダヤ記者は「オオタニが木曜日に見せた圧倒的なプレーの前では、それでも色褪せてしまうかもしれない」と持論を展開。エンゼルス時代にも大谷を取材し、今季もシーズンを通して取材を続けるアルダヤ記者だが、歴史的な瞬間を目の当たりにし、圧倒されたようだった。

(THE ANSWER編集部)


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