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大谷翔平、衝撃10日間で作った数えきれない「史上初の記録」 イチロー&ゴジラ超え…50-50以外の偉業

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は22日(日本時間23日)、本拠地で行われたロッキーズ戦に「1番・DH」で出場し、5打数4安打1打点、1本塁打、2盗塁の大暴れ。チームの6-5サヨナラ勝ちに貢献した。これで怒涛の10連戦を終え、伸び続ける記録は「53本塁打&55盗塁」に到達した。この間、大谷はMLB史上初の記録を作り続けていたことをMLB公式が伝えている。

自身の持つ記録を「53本塁打&55盗塁」まで伸ばしたドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】
自身の持つ記録を「53本塁打&55盗塁」まで伸ばしたドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

ドジャースの10連戦が終了

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は22日(日本時間23日)、本拠地で行われたロッキーズ戦に「1番・DH」で出場し、5打数4安打1打点、1本塁打、2盗塁の大暴れ。チームの6-5サヨナラ勝ちに貢献した。これで怒涛の10連戦を終え、伸び続ける記録は「53本塁打&55盗塁」に到達した。この間、大谷はMLB史上初の記録を作り続けていたことをMLB公式が伝えている。

 13日(同14日)の敵地ブレーブスとの4連戦から始まった10連戦。大谷はアトランタでこそ本塁打が出なかったが、17日(同18日)からスタートしたマーリンズとの3連戦で大爆発。計16打数8安打、12打点、3盗塁をマークした。特に19日(同20日)には6打数6安打、3本塁打、10打点、2盗塁と圧巻の躍動。本拠地に戻ってロッキーズとの3連戦でも勢いは止まらず。3試合で12打数8安打3打点、2本塁打、4盗塁を記録した。

 この間、大谷は史上初の「50本塁打&50盗塁」を達成。それだけでなく、「1試合で3本塁打と複数盗塁」「少なくとも1901年以降、1試合で5安打、複数本塁打、複数盗塁」「少なくとも1901年以降、1試合で少なくとも5本の長打、複数盗塁」「1920年以降、1試合で少なくとも10打点、6安打、5本の長打、3本塁打、2盗塁」「1試合で10打点を記録したドジャース選手」の多くのスタッツで史上初の選手になった。

 さらに、19日(同20日)の試合終了時点で「ポストシーズンに出場したことがない現役選手、また負傷者リスト(IL)に入っている選手」の中でも最多865試合に出場していた“不名誉記録”も、自身の大活躍でポストシーズン進出を決めて脱出した。

 大谷は、伝説の選手たちが持っていた記録も次々と塗り替えた。50盗塁を記録したシーズンにおいて、53本塁打は史上最多。前記録保持者は昨季のロナルド・アクーニャJr.の41だった。50本塁打を記録したシーズンにおいても、55盗塁は史上最多。前記録保持者は1955年のウィリー・メイズと2007年のアレックス・ロドリゲスの24だった。

 さらに、MLB公式のサラ・ラングス記者が自身のXで伝えたところによると、「1試合で1本塁打&1盗塁」を記録した試合が今季15試合となり、通算1406盗塁のリッキー・ヘンダーソンが1986年に記録した「13」を超えたという。これだけではなく、19日(同20日)から22日(同23日)の間、「1900年以降で、4試合で5本塁打と5盗塁を記録した初の選手」となった。大谷は6盗塁しているのも驚異的だ。

 大谷は今季123打点とし、2005年に松井秀喜がマークした日本人のシーズン最多116打点も超えた。加えて、128得点もイチロー氏がマリナーズ時代の2001年に記録した日本人のシーズン最多得点127を更新。シーズン最多盗塁もイチロー氏が同年に残した56へあと1と迫っている。ナ・リーグ西地区の優勝争いも佳境を迎えるシーズン終盤になって、歴史的な活躍から今後も目が離せない。

(THE ANSWER編集部)


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